おしゃれなオフィスエントランス事例紹介!すぐ実践できるポイント解説
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オフィスエントランスをおしゃれで魅力の溢れるデザインにしたいとお考えではないでしょうか。
オフィス設計のときにはとても重要なポイントとして知られるようになってきたのがオフィスエントランスのデザインです。
この記事では具体的な事例を取り上げながら、オフィスエントランスの重要性や設計するときのコツをご紹介します。
オフィス移転をきっかけにオフィスエントランスをおしゃれにしたい方など、ぜひ参考にされてみてくださいね。
▼目次
おしゃれなオフィスエントランスにある必需品
お客様にとって最初の接点になるオフィスエントランスは、まさにオフィスの顔とも言えます。
洗練されたおしゃれなオフィスエントランスには、iPad型の受付システムを設置されることが多くなりました。見かけたことがある人も多いのではないでしょうか?
iPad1台で受付業務を効率化できる『RECEPTIONIST』を置けば、オフィスエントランスをぐっと良いものにできるはず。
オフィスエントランスの役割とは?
出典:良い企業のエントランスがオシャレな理由。エントランスデザインの効果とは?
オフィスエントランスは企業を訪れる方々の最初に目に入る空間です。
企業としては来訪者を受け入れるためのスペースなので、大切にもてなす気持ちを込めてデザインするのが重要になります。
顧客にポジティブな印象を与えることで商談などもスムーズに進みやすくなるでしょう。
オフィスエントランスには受付を設けて、来訪者を案内する場所でもあります。受付をしてから担当者を呼んだり、部屋に案内をしたりするのが一般的です。
オフィスエントランスに来訪者が滞在する時間が長く、担当者とのコミュニケーションもせずに待つこともよくあります。
その間に内装を眺めたり、雰囲気を感じ取ったりして会社に対する印象が作り上げられることも多いのが特徴です。
オフィスエントランスにこだわるべき3つの理由
オフィスエントランスは企業にとって重要な意味をもつスペースなので、こだわりを持ってデザインするのがおすすめです。
なぜなら、オフィスエントランスは会社のイメージを大きく左右する要素になるからです。
オフィスエントランスを使用するのは必ずしも顧客だけではありません。従業員も含めて自社に出入りする人はオフィスエントランスを使用します。
どのようなデザインにするかによって社内にも社外にも影響があるため、目的意識を持ってこだわりのある姿に仕上げるのが大切です。
ここではオフィスエントランスをデザインする際にこだわった方が良い理由をもう少し詳しく3つに集約してご紹介します。
- 企業の第一印象を左右する「会社の顔」だから
- コーポレートブランディング要素となるから
- 社内外にむけて企業理念やアイデンティティを伝える場となるから
デザインに盛り込む必要性が高いポイントを考える際にも重要になるので理解を深めておきましょう。
また、オフィスデザイン全般についてはこちらでも解説しています。
1.企業の第一印象を左右する「会社の顔」だから
オフィスエントランスは「会社の顔」としての役割を果たす入口のスペースです。
特に初めての訪問の際には「どのような会社なのだろうか」と考えながら建物の中に入るでしょう。
オフィスエントランスで受ける第一印象は、訪問者にとって強い企業イメージになります。
ぱっと見たときに受けた印象が商談などにも影響する可能性があるので、オフィスエントランスにこだわるのが重要です。
2.コーポレートブランディング要素となるから
オフィスエントランスはブランディングの役に立つのもデザインにこだわると良い理由の1つです。
コーポレートカラーで整えたり、ブランドのロゴを大きく表示したりする設計の仕方がよく選ばれています。
これはコーポレートブランディング要素になるからに他なりません。会社の顔となる空間だからこそ、ブランドイメージを伝えるための場所として有効活用するのが良いでしょう。
3.社内外にむけて企業理念やアイデンティティを伝える場となるから
オフィスエントランスにこだわると良いのは企業理念やアイデンティティを理解してもらえるエリアになるからです。
オフィスエントランスは社員が毎日通過する場所であると同時に、顧客がしばらく待機する場所でもあります。
企業理念を表示したり、企業の沿革を説明するパネルを設置したりすることで社内外の人に深い理解を促すことが可能です。
【重要】オフィスエントランス設計時のポイントは4つ
こだわりのあるおしゃれなオフィスエントランスにすれば、社内外の人に好印象を持たせることも、ブランディングを進めることも可能です。
ただ、デザインの良し悪しによって第一印象が悪くなる、ブランドイメージが崩れるといったリスクもあります。
おしゃれなオフィスエントランスに仕上げたつもりでも、魅力的な効果につながらない可能性もあるので気を付けましょう。
オフィスエントランスの設計をするときにはどのようなポイントを押さえておくと良いのでしょうか。
大切なのはオフィスエントランスが果たす役割を考えて、必要十分な要素を盛り込むことです。
役割を果たさせるための課題を挙げてクリアしていきながらデザインを仕上げていくと魅力の溢れるオフィスエントランスを完成させられるでしょう。
ここではほとんどの企業で重要になる4つのポイントをまとめました。
- エントランスサインを必ず置く(コーポレート/サービスロゴなど)
- 企業コンセプトやオフィスエリアとの統一感をつくる
- 清潔感や明るさを保つ
- 来訪者がどうすればいいかがハッキリとわかる
オリジナリティのあるオフィスエントランスを作り上げるときにも、最低限押さえておいた方が良いポイントなのでぜひ参考にしてください。
1. エントランスサインを必ず置く(コーポレート/サービスロゴなど)
出典:オフィスの格を決定する!オフィスサインの役割と重要性について
オフィスエントランスに必ずエントランスサインを置きましょう。コーポレートロゴやサービスロゴなどを設置してブランディング効果を上げるのが基本的な考え方です。
エントランスサインがあると初めて来訪した方も、確かに目的の企業のオフィスに到着できたという安心感があります。
オフィスエントランスの目立つ入口のところにエントランスサインを置いておくようにしましょう。
2. 企業コンセプトやオフィスエリアとの統一感をつくる
出典:オフィスエントランスにグリーンを!注意点やデザイン例5選紹介
オフィスエントランスはコーポレートとしての統一感を重視してデザインするのがポイントです。
企業コンセプトやコーポレートカラーを考慮して全体として一体感のあるデザインにするとブランディング効果が高まります。
来訪者はオフィスエリアに案内することも多いでしょう。その際に統一感があると印象がよくなるので、オフィスエントランスだけでなくオフィス全体を意識してデザインするのがコツです。
3. 清潔感や明るさを保つ
出典:会社概要 | トライトグループ(TRYT Inc.)企業サイト
重要なポイントとして押さえておきたいのが、ポジティブな第一印象を持ってもらえるようにすることです。
清潔感があって居心地がよく、明るくて前向きな気持ちになりやすい空間に仕上げるのが重要です。
開放感があって明るいスペースは好まれる傾向があります。照明を調節したり、洗練されたシンプルなデザインに仕上げて落ち着ける空間にしたりするのも良い方法でしょう。
4. 来訪者がどうすればいいかがハッキリとわかる
オフィスエントランスの役割として肝心なのは来訪者へのおもてなしをすることです。
いかにおしゃれなエントランススペースにしたとしても、受付がどこかわからなくては本来の役割を果たしません。
つまり、来訪者が担当者をスムーズに呼び出せるようにするのが大切なのです。
目立つところにタブレットや内線電話を設置するなどの工夫をして、どうやって担当者を呼び出せば良いかがわからずに困らせてしまうトラブルが起こらないようにしましょう。
エントランスの設計で注意すべき4つの要素
オフィスエントランスの設計では必要十分な内容を盛り込むことも大切ですが、あまりにもこだわり過ぎたために失敗するケースもないわけではありません。
おしゃれにすることにこだわった結果として、オフィスエントランスとしての機能が損なわれてしまう場合があります。
オフィスエントランスはブランディングなどの目的を持って設計するのが重要なのは確かです。
ただ、本来持つべき役割を果たせなければ意味がありません。おしゃれで美しいという魅力があったとしても、オフィスエントランスを使用する人が満足できる仕上がりになっていなかったら失敗になってしまうでしょう。
では、オフィスエントランスではどのようなポイントを押さえておけば失敗しないのでしょうか。
ここではオフィスエントランスの設計をするときにチェックした方が良い注意ポイントをまとめました。以下の4つのポイントを確認しながらオフィスエントランスのデザインを進めていくのがおすすめです。
- オフィス内外との動線への配慮
- 他スペースとの関係性や統一性
- 従業員にとっての使いやすさ
- セキュリティ対策
1. オフィス内外との動線への配慮
出典:おしゃれなオフィスレイアウトとは?デスク配置のパターンや事例など詳しく紹介
オフィスエントランスは出入りをするためのスペースなので動線への配慮は欠かせません。
訪問者をスムーズに応接室や会議室に誘導できるようにした方が効率が良いのは明らかでしょう。
おしゃれに仕上げようとし過ぎたために、動線が無駄に長くなってしまうトラブルはよく起こります。オフィスエントランスとワークスペースの繋がりがスムーズにできる利便性も意識しましょう。
顧客と従業員、納品業者などの動線を別にしておくと効率が上がりやすく、来訪者からの印象も良くなる傾向があります。
2. 他スペースとの関係性や統一性
オフィスエントランスはオフィスレイアウトの一部としてとらえて、関係性や統一性を意識して作り上げましょう。
オフィスエントランスだけをリニューアルするときには特に注意が必要です。コーポレートのコンセプトをどの場所にも統一的に盛り込み、クオリティも一致させるようにして、他スペースとの統一感がある仕上がりにしましょう。
3. 従業員にとっての使いやすさ
オフィスエントランスを設計するときには顧客をもてなすという考え方が先行してしまいがちです。
しかし、従業員も出入りする場所なので、社内外の両方を意識してデザインしましょう。従業員にとっては出入りに無駄な時間がかからないのがメリットになります。
従業員の動線設計では効率を重視するのがおすすめです。内部ブランディングも意識して企業理念やコーポレートロゴも設置しておきましょう。
4. セキュリティ対策
オフィスエントランスは人の出入りがある場所なのでセキュリティ対策に注意しましょう。
来客アポイントのない人が自由に出入りできないようにセキュリティゲートを設けたり、入退出の管理システムを導入したりするのが重要な対策です。
また、機密情報を取り扱うスペースはオフィスエントランスから見えないようにするなど、オフィス全体のレイアウトもよく考えて設計するようにしましょう。
物理的なセキュリティだけでなく、情報セキュリティも意識するのが大切です。
オフィスエントランスをおしゃれにするのにかかる費用
オフィスエントランスを変更・改善する場合は、2パターンに分かれます。
- 今のエントランスをそのまま利用し、モノの配置を追加・変更する
- 1から設計しなおし、工事をしてリニューアルする
エントランスのモノの配置を追加・変更する
1のそのまま利用する場合は、物品購入費用やレンタル費用などで、大体1~3万円のコストがかかると見ておきましょう。
ただし観葉植物を置く場合は、植物のメンテナンスケアも必要になります。オフィス向けの観葉植物レンタルを利用すれば、定期的な水やりなどの世話まで含めて月額5,000円〜10,000円で利用可能です。
また、この見直しの機会に受付の内線電話をiPadの受付システムに変更するという企業も多く増えています。
エントランスのモノの配置を追加・変更する
2の場合は、デザイン会社へ依頼をして、設計〜施工までを行なってもらう形となり、相場は8~15万円と言われています。
ただし、業者へ依頼をする場合は、オフィス全体の改装やオフィス移転などするケースが多いでしょう。施工全体の見積もりの中で、どれくらい占めるのか、値下げ交渉は可能なのかによっても変わってきます。
今すぐできる!オフィスエントランスをおしゃれにする工夫3選
オフィスエントランスづくりは、長期的な計画を立てるため時間も費用もかかります。
ただ、今すぐオフィスの印象を変えたい、、と思っている方は多いのでは?
ここでは、手軽にできる工夫をいくつかご紹介します。
BGMを流す
会社に来訪されたお客様はオフィスエントランスで待つことになります。
自社にあったイメージの音楽を流せばお客様に会社の雰囲気が伝わりますし、リラックスしてもらうこともできます。
素敵なBGMを取り入れて、素敵な空間を演出しましょう。
ただし、音楽といえばSpotifyやApple Musicなどのサブスクが一般的ですが、オフィスでの利用は商用利用に該当するため使用できないので注意してください。
著作権フリーの音源を利用するか、USENなどのBGMサービスを利用しましょう。
観葉植物や小物インテリアで統一感を出す
出典:オフィスのエントランスにおすすめの観葉植物4選とその選び方紹介|IBASHO
シンプルなエントランスも魅力的ですが、一歩間違えれば物寂しいという印象にもなりかねません。
観葉植物や手軽なインテリアを設置することで、統一感やおしゃれ度が一気に増します。
自社の発行物設置やPR動画を流す
出典:オフィス入口の整備が重要な理由とは|求められる役割、レイアウト、デザイン事例など紹介
エントランスで待機している時は時間を持て余しがちです。
そんな時に、自社のパンフレットや製品紹介の動画が流れていれば、自然とお客様の目に入ることでしょう。
オフィスエントランスが自社の製品やサービスに興味を持つきっかけにもなります。
受付・オフィスエントランスのデザイン事例
ここでは具体的にオフィスエントランスをおしゃれで機能面も優れた形に整えたデザイン事例をご紹介します。
株式会社コドモン
さまざまなこども施設で活用できるICTシステム「CoDMON」を運営する、株式会社コドモンのオフィスエントランスです。
デザインコンセプトである「積み木」をイメージし、ナチュラルカラーをベースに、落ち着いた大人らしさを意識したデザインにまとめられています。
タブレットで担当者の呼び出しもしやすくする工夫もなされています。奥のスペースと直結させていて開放感もあるので来訪者にとって魅力的なスペースでしょう。
宮崎のオフィスエントランスは、東京オフィス同様ナチュラルカラーをベースにしながら、地層をイメージさせる「SOU」というデザインコンセプトを表したデザインが施されています。
三井デザインテック株式会社
住宅・オフィスをはじめ、あらゆる生活・事業に必要な施設の創造を手がける三井デザインテック株式会社は、オフィスを社内外の協創を促す場として、ホテルのエントランス・ロビーのようにデザインしています。
エントランスでは背景に建材を用いたアートを展示して、同社のアイデンティティーや多様な技術力を表現したエントランスとなっています。
株式会社ビーボ
出典:【事例9選】印象に残るオフィスエントランスの作り方 | IBASHO はたらくことを楽しむ オフィス情報メディア
こちらは株式会社ビーボの事例です。コーポレートロゴをはっきりとわかりやすく表示し、コーポレートカラーの青と白を基調にした清潔感のある仕上がりにしています。
受付のタブレットを設置してコンタクトも取りやすくしているのが特徴です。
株式会社PR TIMES
出典: PR TIMES、“共感を育む”新オフィスで営業開始
プレスリリース配信サービス「PR TIMES」等を運営する株式会社PR TIMESは、「公園」をイメージとしたエントランスをデザインし、安心感をもちくつろげる場所としてお客様をお迎えするエントランスを実現しています。
公園がモチーフなので、緑やナチュラルな色味をベースにした落ち着いた空間を演出しています。
こちらは株式会社ビーボの事例です。コーポレートロゴをはっきりとわかりやすく表示し、コーポレートカラーの青と白を基調にした清潔感のある仕上がりにしています。
受付のタブレットを設置してコンタクトも取りやすくしているのが特徴です。
株式会社マクアケ
出典:エントランスはオフィスの「顔」!社内外にイメージアップの活用事例 | IBASHO はたらくことを楽しむ オフィス情報メディア
こちらは株式会社マクアケの事例です。開放感を重視したデザインになっていて、打ち合わせ場所への動線も明確になっています。
機能性を重視した仕上がりなのが印象的なオフィスエントランスです。
オフィスエントランスの設計で「理想的な企業の顔」をつくろう
オフィスエントランスは企業の顔としての役割を果たします。
来訪者が受ける印象が大きく変わる重要なスペースだと考えて理想的な姿に仕上げましょう。
『RECEPTIONIST』のようなiPadのクラウド受付システムは、来訪者の受付体験の向上にもつながる魅力があるので、オフィスエントランスの設計の際にはぜひご検討ください。
オフィスDXの第一歩として「受付のDX」から始めよう!
・リモートワーク環境が整わず、出社しなければいけない従業員がいる
・社内をフリーアドレスにしたいけど移行できずにいる
・来客対応がアナログなまま効率化できてない
・経団連が発表した「来訪者履歴」が自動で取れていない
・会社で利用するビジネスチャットをベースに効率化をしていきたい
などの課題があれば、RECEPTIONISTで即解決しましょう!