それって昭和的?若者が古いと感じている7つの働き方
ビジネスチャット
働き方改革が進むなか、仕事の進め方自体にも改革を進めていくことが望まれています。
一方で、企業に勤める若者世代にとっては、いまだに「昭和的だな」と思う働き方が色濃く残っていることも。
今回は、若者が昭和的で古く感じる働き方7つにスポットを当てて解説していきます。
▼目次
残業することを「美徳」とする
現在では政府の推進する働き方改革の影響もあり、国内全体で長時間労働の是正が進みはじめています。
効率よく業務を進めることで、労働時間を短縮させるのは決して無理なことではありません。
一方で、いまだに残業する=素晴らしいという概念を持つ企業も。昭和っぽい考え方だなと思われる大きな要素のひとつです。
2018年6月、働き方改革法案の可決に伴い、2019年4月から長時間労働を抑制する動きが進んでいきます。
将来的には、企業全体が「仕事を早く終わらせて帰社すること=いいこと」という考え方に変わることが期待されます。
社内全体的に働く時間が長い
昭和的な企業では何となく、残業することが良いこと=評価されるという風潮にあるため、自然と働く時間も長くなる傾向に。
上司が残業していれば、必然若手社員は帰りづらくなることは容易に想像がつきます。
悪循環が社内全体に蔓延し、仕事が終わっても「帰りたいのに帰れない」という雰囲気になってしまっているのが、昭和的な企業によくある光景です。
取りたくても取れない…有給休暇が取りづらい社内環境
昭和的な働き方でよく見受けられるのが、他の人が知らない・できない、1人だけで行っている業務内容が意外と多いということ。
仕事が属人化している・他の人に回しづらいといった環境により、社内や部署内で自然と「有給休暇がとりづらい環境」が生まれてしまいます。
万が一の急病・急用のときでも、まわりに迷惑をかけてしまうからと、有給休暇をとることに躊躇してしまう人が出てきてしまう恐れがあるでしょう。
いつも会議ばかり?!会議の開催回数が多すぎる
昭和的な働き方の企業は、会議が大好きな印象・傾向があります。
そんな企業ほど、会議で大がかりな変革を決定するわけでもなく、何も決まらないまま数時間過ぎてしまうという場合も。
ただ会議をしているだけで「企業が成長する」「戦略的な経営ができる」わけではありません。
会議は多いけど、明るい未来へは進まない……それが昭和的な働き方のひとつともいえます。
会議の参加人数が多く、仕事がはかどりにくい
会議が好きなうえに、参加者も多くするのが昭和的な働き方のひとつです。
そのため、決済に時間がかかったり、必要な電話の取次ぎができなかったりして、社内外で仕事が滞ることも。
企業の成長・発展のためには、会議で新しい発案や積極的な経営戦略を考えていくことは、もちろん重要なことです。
しかし、ただやみくもにたくさん会議を開いても、またそれにたくさんの人員が参加するからといっても、相乗効果でいい意見が出るとは限りません。
それに気づいてないのが、まさに「昭和的」なのかも。
業務の進め方が非効率でしかも独自で簡単に改善しにくい
昭和的な働き方をよしとする企業は、これまでのやり方を重んじる傾向があります。
古きよき時代を重んじ、そのやり方を踏襲する。これもまた素晴らしいことではあります。
一方で、前任者のやり方を忠実に守り、古いマニュアルなどを使い続け、業務が現代風に進めにくくなっていることも。
効率化のために抜本的な改善を図ろうにも、個人でやり方を変更することができにくい場合もあります。
結果として、フラストレーションをため込みながら、非効率なやり方をし続けている人もいるかもしれませんね。
社内全体的にIT化が進んでいない
昭和的で古い企業ほど、社員が使えるのはパソコンメールのみだったり、FAXを多用していたりすることもあります。
営業スタッフが使う携帯がガラケーだったり、社外ではメールを使える手段がなかったりといったように、全体的にIT化が進んでいない企業も。
現在では多くの企業でIT化が進んでおり、他の顧客とのコミュニケーションがとりにくい企業は、時代から取り残されてしまうでしょう。
これからは、企業それぞれの営業・業務活動に合わせた柔軟なコミュニケーションツールが必須の時代です。
ITを効果的に使えない企業は社内外の業務も効率よく進みませんし、企業自体が古臭い体質だと思われる原因にもなります。
まとめ
若者が昭和的だと感じるポイントは主に、しがらみによる残業・有給休暇の取りにくさ・効率の悪い業務の進め方など。
必要に応じて臨機応変に改革しにくい、社内全体の考え方が根底にあるでしょう。
また、若年層では「あたり前」となっているSNSやチャットなど便利なIT関連のツールを活用できない企業も同様です。
今後は働き方改革によって、昭和的な働き方が少しずつ変わっていくことに期待したいですね。
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