BOT(ボット)とは?TwitterやLINEのチャットbotが3分でわかるよう説明します

インターネット上で、「BOT(ボット)」「チャットボット」といった言葉を聞いたことはありませんか?

今回は、専門的な話や難しい話はせず、なるべくわかりやすくボットについて説明していきたいと思います。

BOT(ボット)とは?

BOTとは?

「BOT(ボット)」とは、「ロボット(ROBOT)」から生まれた言葉で、一定のタスクや処理を自動化するためのアプリケーションやプログラムのことを指します。

どういうことかというと、人がやると時間がかかる単純な作業をコンピュータが代わって自動でやってくれるということです。

BOTの苦手なこと

ただし、ボットは指定されたことしかできません。
そのため、人と同じように臨機応変な対応や、指定されていない作業をすることはないです。

たとえば、毎朝天気を確認する場合。
普通なら、

① スマホの天気アプリをみる
② TVやラジオで天気予報を見る/聞く
③ 外に出て天気を確認する

など、何らかの能動的な行動をとる必要があります。

しかし、ボットを使うと

「毎日朝6時に、その日の渋谷の天気予報をスマホにお知らせしてくれる」

なんてことを自動で行うことが可能になるので
自分から、天気の情報収集をする必要がなくなります。

BOTで出来ることの一例

・チャットの自動返信
・アラームの設定・通知
・スケジュール設定
・リマインダー通知

こうして並べてみると、みなさんも普段から気づかぬところでボットを利用していることがわかったかと思います。

事前に設定した時間になるとスマホのアラームが鳴ったり、
予定の10分前になるとPCに通知がきたり、
Siriで「明日の18時にミーティング」と話しかけたら自動で予定を入れてくれたり、

これら全て、実はボットによって自動的に作業を行っているんです。

チャットの自動返信

ボットによるチャットの自動返信は、企業アカウントの問い合わせ対応などでよく活用されています。よくある問い合わせに対する回答をボットが担当することで、ユーザーは24時間365日迅速に回答を得られます。ユーザーが求める回答が得られなかった場合のみ有人対応窓口に誘導する仕組みにより、問い合わせ対応の待ち時間を減らすことにも成功しています。テキストメッセージだけでなくスタンプなども使用し、親しみが感じられる回答をするボットもあります。

アラームの設定・通知

スマホのアラーム機能も、アプリケーション内のボットが実行している機能です。スマホのアラーム設定で朝起きたい時間を設定すると、自動で通知がおこなわれます。さらにスマートホームを利用している場合は、目覚める時間に合わせて電気やテレビを付けるなどの設定もできます。これらの設定・実行もボットによっておこなわれている作業の1つです。

スケジュール設定

ボットによりスケジュール管理をおこなうこともできます。LINEには、トーク上で日程調整ができる「LINEスケジュール」の機能があります。複数の日程の中から参加可能日を選択するアンケート機能もあり、グループ内でイベント日程の調整が可能です。トークからそのままスケジュールを決められるので、友達との約束が簡単になります。ビジネス向けのLINE WORKSにはさらに、招待・内容変更時の通知やリマインド通知の機能が備わっています。

リマインダー通知

リマインダー通知とは、実行するべき予定を思い出させてくれる通知機能のことです。たとえば、LINEで友達登録すれば利用できるリマインダーボットがあります。未来の自分にメッセージを送るような感覚でリマインダー設定が可能です。「明日の〇時に〇を買う」のようなメッセージを送ると、指定時間に予定が通知されます。また、グループトーク内にリマインダーボットを入れ、予定の管理と周知に使うこともできます。

身近にあるBOT

ここからは、私たちの生活の身近にあるBOTを紹介していきます。

LINE公式アカウントで自動応答する「応答メッセージ」

LINEチャットには、返信対応を自動化する「応答メッセージ」の機能があります。受け取ったメッセージに含まれるキーワードに対応する内容を設定しておくことで、自動対応が可能になります。

 

たとえば、店舗の公式アカウントの場合、営業時間や住所、電話番号などは問い合わせ頻度の高いキーワードです。このキーワードを含むメッセージを受け取ると、自動的に応答メッセージが返信されます。応答メッセージの活用により、営業時間外や定休日に来る問い合わせに対しても、ユーザーを待たせずに対応できます。応答メッセージには画像添付も可能なため、駐車場の画像を送付するなどのわかりやすい案内が可能です。

 

さらに、自動応答メッセージを活用した企業キャンペーンもおこなわれています。ユーザーがチャット内で特定のキーワードを送ると、応募フォームが返信されるというものです。また、「レシピ」と送信すると商品に関連する料理レシピが返信されるなど、ユーザーにとって有益な情報を配信するために応答メッセージを活用している企業もあります。

ヤマト運輸でのLINE公式アカウントBOT活用事例

ヤマト運輸のLINE公式アカウントでは、ボットの自動対応で簡単に荷物情報の確認ができる仕組みとなっています。公式アカウントを友だち登録するだけで、チャットから配達状況の確認ができます。

さらに、クロネコIDと連携させれば、送り状番号を入力しなくても「私の荷物」と送信するだけで荷物情報が返信されます。受取日時の変更や不在通知、再配達依頼なども可能です。LINE公式アカウントは、コールセンターのAIオペレータサービスとも連携しています。AIオペレータサービスで集荷依頼をすると、LINEのメッセージで受付完了通知を受け取ることもできます。
付加的なサービスとして、ヤマト運輸のLINE公式アカウントのボットには、ネコ語対応の隠しコマンドもあります。語尾に「にゃん」と付けて話しかけると、ボットもネコ語と肉球スタンプで応答してくれます。このようなユーモラスな仕掛けも、ブランドイメージを高める取り組みの1つとなっています。

Siri(シリ)

「Hey! Siri.」で有名なSiriやGoogleアシスタントなど、スマホ操作を音声で行う機能もボットの一つと言えます。

 

これらは、AIとボットが組み合わさっていて、ユーザーの発言に合わせて、ネット検索を行ったり、スマホ操作を行ったり、簡易な会話をすることができます。

 

例えば、おばあちゃんに電話をかけたいとき。普通ならスマホのアドレス帳を開き、通話ボタンを押さないと電話をかけることはできませんよね。

 

しかし、Siriに「おばあちゃんに電話して」と話しかければ、

① アドレス帳から「おばあちゃん」を探す
② 通話ボタンを押す

という操作をスマホが勝手に行ってくれます。わたしたちは、ただスマホに話しかければいいだけです。

SNSの自動投稿

X(旧Twitter)には、リアルタイム投稿だけではなく、時間を設定し自動投稿する機能があります。発信対象となるユーザーの年齢層や職業に合わせた時間を設定すると、投稿が見られる機会を増やすのに効果的です。自動投稿は、ブラウザ版のXもしくは、サードパーティ製のサイトやアプリを使用して設定できます。

 

ブラウザ版のXの自動投稿は無料で利用できますが、自動ツイートの一元管理や予約投稿件数に限りがあります。自動投稿の機能を拡張したい場合は、サードパーティ製のサイトやアプリが活用可能です。

 

たとえば、「Social Dog」を使用すると、X投稿のマーケティング管理がおこなえます。投稿の分析やキーワードモニターなどの機能があり、さらに効率的な運用が可能です。

また、「Botbird」を使えば、Xの自動投稿に自動会話ボットを組み込むこともできます。指定したキーワードに対する自動返信を設定することで、リーチ数の増加につなげられます。

 

こちらの地震速報(https://twitter.com/earthquake_jp)さんは、ボットを使って、気象庁から、震度1以上 もしくは M3以上の地震情報が流れた際に、自動でツイートが行っています。


地震の発生や記事の更新のたびに、人の手でツイートするのは大変ですよね。

なので、ある特定の出来事が起きたタイミングで、自動でツイートされるようなボットを設定し、Xを運用しているアカウントも少なくありません。

しかし、BOTからのツイートは、あらかじめ決められたパターンでしか作成されないため、どうしても機械的なツイートになってしまいます。

全てのツイートがBOTで運用されていては、見ている側もあまり面白くはありません。そのため、ボットを利用する場合には、ボットを使いつつ手動での運用をしていることも多いです。

おわりに

あまり意識はなかったかもしれませんが、至る所で私たちは様々なボットに触れています。

ボットがあると、生活は少しだけ便利で、楽になりますし、
人がやるより早く正確なので、ボットをどんどん有効活用していきたいですね。

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