フォンブースとは?会議に集中できる環境作りで業務効率アップ!

フォンブースは、テレワークなど働き方の多様化により増加しているオンライン会議などに役立つ、オフィス設備の一種です。
 
本記事では、フォンブースの特徴や種類、費用の目安をお伝えするとともに、フォンブース導入のメリット・デメリットやおすすめの製品、企業の導入事例をご紹介します。
 

フォンブースとは、オフィス内に設置できる個室のこと

フォンブースとは、オフィス内に設置できる個室のことです。
 
フォンブースは防音性に優れているため、周囲の雑音に惑わされないスペースを確保し、業務効率アップに役立ちます。
 
用途としては、オンライン会議や商談、集中して作業したいときなどが挙げられます。
 
以降では、フォンブースの種類を詳しく見ていきましょう。
 

フォンブースの種類

フォンブースは、構造により、以下の4種類に分類できます。
 

  • 個室設置型
  • 家具型
  • 内装工事型
  • 壁掛け型

 

それぞれの特徴を、コスト等の面から比較しました。
 

種類 コスト 防音性能 設置しやすさ 設置に必要な面積
個室設置型 設置分必要
家具型 設置分必要
内装工事型 広さが必要
(照明設備や消防設備の確保要)
壁掛け型 × 少なくて済む

 

各種類の特徴を、以降で簡単に説明します。
 

個室設置型

フォンブース_001

出典:WORK POD(ワークポッド)|商品を探す|コクヨファニチャー株式会社
 

個室設置型は、完全個室の製品を設置するタイプのフォンブースです。
 
防音性能が高く、ショールームで実際に防音性・吸音性を確認できる点が長所ですが、製品価格・導入コストは高くなる傾向にあります。
 

家具型

フォンブース_002

出典:ワークブース/パネル | ドレープ|株式会社オカムラ
 

家具型は、壁や床に固定せず、置き家具のように設置するだけで導入できるタイプのフォンブースです。
 
個室設置型に比べて製品価格や導入コストは抑えられますが、防音性能はそこまで高くありません。
 

内装工事型

フォンブース_003

出典:株式会社マツキヨココカラ&カンパニー様|オフィスコム株式会社
 

内装工事型は、使用頻度の低い会議室などに内装工事を施して、フォンブースとして使用するタイプです。
 
内装工事型では、希望のデザインや配置にできるなど自由度は高くなります。
 
その一方で、性能を事前に確認できない、照明設備や消防設備の確保が必要な分ある程度の面積が必要になるなどの懸念もあります。
 

壁掛け型

フォンブース_004

出典:MOBILE PHONE BOOTH | 業務用家具-株式会社アダル(ADAL)A.T.I.C Vol.8製品サイト
 

壁に掛けて設置するタイプのフォンブースで、ご紹介する中ではもっとも簡易に導入でき、設置面積も少なくて済みます。
 
壁に向かって話をすると吸音する仕組みですが、個室ではないため防音性能は4タイプの中でももっとも低くなります。
 

フォンブースの導入・購入またはレンタル時の目安費用

フォンブース導入には、どの程度の費用がかかるでしょうか。
 
フォンブースを購入するかレンタルするかによっても、購入コスト・運用コストは変わってきます
 
そこで、フォンブースの購入費用・レンタル費用の目安をご紹介します。
 

購入型の費用

フォンブースの購入費用は、製品のタイプにより異なります。
 
個室設置型と家具型を購入する場合の費用目安は以下の通りです。
 

種類 費用目安
個室設置型 1人用で30万円~、2人用で70万円~、4人用で170万円~
家具型 15万円~40万円程度
壁掛け型 10万円~20万円程度

 

購入費用以外にも、設置工事が必要な場合はその分導入コストが高くなります
 
内装工事型は、工事の場所により費用が変わってくるため個別で見積もりを取り、他の種類の導入コストと比較してください。
 

サブスク型(月額費用のレンタル型)の費用

フォンブースを月額料金でレンタルすると、導入コストを低く抑えられます
 
月額費用の目安は、家具型の場合月額1万円程度、個室設置型の場合月額3万円程度より、4人用月額10万円程度などです。
 

フォンブースを利用・導入するメリット3点

フォンブースを利用・導入するメリットは、以下の通りです。
 

  • 防音性に優れ会議や電話対応などに集中できる
  • オフィスの会議室不足に役立つ
  • Web会議や商談などでの情報漏洩を防げる

 

それぞれのメリットについて、順番に解説します。
 

防音性に優れ会議や電話対応などに集中できる

フォンブース導入のもっとも大きなメリットは、周囲と隔離した空間を作れるため防音性があり会議や電話対応に集中できる点です。
 
個室になっていない壁掛け型や家具型でも素材には吸音性・防音性に優れた材質が使用されているため、周囲への気兼ねなく会話ができます。
 

オフィスの会議室不足に役立つ

会議室のないオフィスでも家具型のフォンブースを設置するスペースさえあれば、会議スペースを簡単に追加できます。
 
会議室がなく不便な思いをしているオフィスなら、フォンブース導入により業務効率アップが期待できるでしょう。
 

Web会議や商談などでの情報漏洩を防げる

防音性能の高い個室設置型や内装工事型のフォンブースなら、音漏れによる情報漏洩を防げます
 
オンライン会議で周囲の雑音に苦労していたり、秘密にしたい商談が多かったりするオフィスでは、高い防音性能が期待できるフォンブース導入は検討の価値がある施策です。
 

フォンブース導入時の注意点2つ

フォンブース導入時には、いくつか注意したいポイントもあります。
 
フォンブースを導入する際の注意点も解説しますので、導入時の参考にしてください。
 

消防設備が必要になる場合がある

消防法では、天井と壁に囲まれた空間は居室となり、消防設備が求められるケースがあります。
 
必要な消防設備はビルやオフィスの使用により異なるため要注意です。
 
天井があって個室になるタイプのフォンブースは、消防設備が必要になります。
 
フォンブースを設置する場合は、ビルの管理会社などに相談して、必要となる消防設備を忘れず確認しましょう。
 

コストがかかる

フォンブース導入にはコストがかかりますが、選択する種類や購入・レンタルなどの利用形態によって、導入コストや運用コストは大きく異なってきます
 
事前に用途や費用対効果を検討し、予算をしっかりと決めて適切な選択ができるように準備しましょう。
 

おすすめのフォンブース3選

フォンブースの種類や導入メリットを踏まえ、おすすめのフォンブースとして、以下の3製品を選びました。
 

  • テレキューブ(株式会社ブイキューブ)
  • Kolo(関家具)
  • WORKPOD(株式会社コクヨ)

 

以降で、各製品の特徴を解説します。
 

テレキューブ

フォンブース_005
出典:テレキューブ
 

種類 個室設置型
利用タイプ 購入型
サブスク型
利用料金 購入価格:オープン価格
1人用:月額44,800円~(税別)
2人用:月額74,800円~(税別)
4人用:月額84,800円~(税別)
換気性能 1分未満でブース内の空気をすべて換気
主な特徴・機能 設置工事不要で移動可能
サブスク型で台数の増減に対応しやすい

 

株式会社ブイキューブの「テレキューブ」は、購入・サブスクどちらも可能な個室設置型のフォンブースです。
 
1人用から4人用までのバリエーションがあり、移動可能でオフィスの模様替えや利用台数の増減にも柔軟に対応できます。
 
短期間で利用台数が大きく増減すると見込まれる場合や、高い防音性能を求める場合におすすめの製品です。
 

Kolo

フォンブース_006
出典:Kolo
 

種類 個室設置型
利用タイプ メーカーへお問い合わせください
利用料金 メーカーへお問い合わせください
換気性能 メーカーへお問い合わせください
主な特徴・機能 調光機能や換気機能あり
1人用のSolo・Midiと4人用のDuoあり
オプションでスマートロックなども対応可能

 

関家具の「Kolo」は、集中できる個室設置型のフォンブースで、1人用ブースを2種類展開しています。
 
調光機能や換気機能があり、オプションでスマートロック対応もできるなど、機能豊富な点もポイントです。
 

WORKPOD

フォンブース_007
出典:WORKPOD
 

種類 個室設置型
利用タイプ メーカーにお問い合わせください
利用料金 オープン価格
換気性能 約40秒毎に換気
主な特徴・機能 種類・デザイン・カラーが豊富

 

コクヨの「WORKPOD」は、1人用から4人用までの種類だけでなく、ソファ型・スタンディング型やカラーなど、デザイン豊富な点が目を引きます。
 
オフィスのインテリアや用途に合わせた選択肢が多い点が、本製品の魅力です。
 

フォンブースを導入して成果を出している企業事例

フォンブースを導入して、成果を出している企業は数多くあります。
 
以降では、代表的な事例として、企業事例を3例ピックアップしました。
 
自社へフォンブースを導入する際の具体的な参考としてご確認ください。
 

株式会社ベネッセコーポレーションの例

フォンブース_008

出典:株式会社ベネッセコーポレーション 東京本部オフィス | 納入事例 | ITOKI
 

コロナ禍により出社率の激減など、働き方に対応するため、ベネッセコーポレーションでは2021年に東京本部オフィスを大幅にリニューアルしました。
 
その際、従業員より要望の多かったWeb会議用のフォンブースは稼働率も高く、多く活用されています
 

株式会社ネヌ・ティ・ティ・データの例

フォンブース_009

出典:株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 様 | オンラインイベント・ウェビナー・Web会議ブイキューブ
 

株式会社ネヌ・ティ・ティ・データでは、Withコロナ対応の一環として、サテライトオフィスを3ヶ所新設しました。
 
3ヶ所で合計77台ものサブスク型フォンブースを導入し、密を避けながら仕事に集中できる環境作りを成功させています。
 
サブスク型かつ移動自由なタイプを選んでいるため、台数の増減にも柔軟に対応できる点も導入ポイントでした。
 

株式会社トプコンの例

フォンブース_010

出典:フォンブースの魅力を紹介 【オフィスの中にオフィスを】 – 法人|CLAS
 

コロナ禍でオンライン会議が増加する中で、会議室不足に陥ったトプコンでは、問題解決のために、簡単に設置できる個室型フォンブースを導入しました。
 
高い遮音性を保ちつつ、会議室不足を解消できたとのことです。
 

まとめ

フォンブースは、防音性能のある個室やブースにより、オフィス内に集中できるスペースを作れる設備の一種です。
 
フォンブースを導入することで、Web会議や商談などに役立ち、仕事に集中できる環境作りにより業務効率アップが実現できます。
 
フォンブースを導入する際、ブースの予約管理には、弊社の提供するスペース予約管理システムの「予約ルームズ」がおすすめです。
 
専用のアプリから会議室の予約ができ、利用のない場合は自動キャンセル機能により、会議室を予約するだけで利用しない「無駄」もなくせます。
 
自社に合ったフォンブースとともに、ぜひ「予約ルームズ」の導入もご検討ください。

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