bitlock PRO(ビットロック プロ)とは?スマートロックの特徴やメリットを徹底解説
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「bitlock」をタクシーのCMなどで見かけた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、スマートロック「bitlock」シリーズの特徴を簡単に解説した後、法人向けのスマートロック製品「bitlock PRO」の、主な機能や導入メリットなどについて解説します。
▼目次
bitlockとは
bitlock(ビットロック)とは、Bitlkey(ビットキー)社の提供するスマートロック製品です。
bitlockシリーズには、個人ユーザ―向けの「bitlock」と法人向けの「bitlock PRO(ビットロック プロ)」があり、それぞれ機能が異なります。
以下では、「bitlock」と「bitlock PRO」の特徴を簡単に紹介し、両者の違いを示します。
個人ユーザ―向けの「bitlock」
個人ユーザー向けの「bitlock」は、自宅のスマートロックに最適な機能として、アプリ解錠・オートロック・手ぶら解錠機能などを備えた製品群です。
主製品は、工事不要で自宅の鍵穴にテープで取り付けるだけの「bitlock MINI(ビットロック ミニ)」が主製品です。
bitlock MINIを導入すると、以下ができるようになります。
- アプリからワンタップで手軽に解施できる「アプリ解錠」
- 鍵のかけ忘れを防止できる「オートロック」
- 帰宅すると自動的に解錠する「手ぶら解錠」
また、関連製品の「bitlink(ビットリンク)」を導入すれば、子どもやペットの見守りにも利用できます。
法人向けの「bitlock PRO」
「bitlock PRO」は、オフィス向けの機能を搭載した法人用スマートロックの主製品で、今ある扉へ簡単に取り付けられる点が大きな特徴です。
本製品は、ユーザーごとに異なる解錠権限の付与や、入退室のログ記録など、法人が利用する際必須となる機能を備えています。
さらに、日本のスマートロックで初めてオリジナルデザインに対応しており、自社オフィスのデザインに合わせることも可能です。
2022年9月30日までの期間は「スマートロック のりかえ割キャンペーン」を実施しており、契約の重複期間中は月額無料(最長1年間)で利用できます。
bitlock PROは、12種類の解錠方法に対応した主製品「bitlock PRO」をはじめ、テンキー内蔵型カードリーダー「bitreader+」などの関連製品があります。
また、bitlock PRO STARTER KITパッケージは、オフィスのスマートロック機能に便利な4製品を一括で利用できる便利な製品セットです。
bitlock PRO STARTER KITパッケージの詳細については、後ほど詳しく紹介します。
以降では、bitlock PROについて詳しく説明します。
bitlock PROの主な機能
bitlock PROの主な機能は、以下の4機能です。
- ユーザーごとの解錠権限付与
- 入退室ログの取得・管理
- 顔認証(オプション)
- 独自技術の「bitkey platform」による安全性の向上
以降で、これらの機能について詳しく解説します。
ユーザーごとに異なる解錠権限を付与
本機能は、従業員の属性に応じて異なる解錠権限を設定可能にします。
解錠権限を設定できる属性は、雇用形態や役職、業務、エリア別、時間別、所属グループ別などです。
これらの属性ごとに、社員証やQRコード、テンキーなど12種類の解錠方法を好きな組み合わせで設定できます。
属性と解錠方法の組み合わせは自由にできるため、設定を変更して運用実態に沿った最適なアクセスコントロールを実現することも可能です。
すべての解錠権限コントロールはクラウドシステムにて簡単に即時変更できる点も、運用面で使い勝手が良いポイントと言えます。
入退室ログの取得・管理
bitlock PRO STARTER KITパッケージに含まれる、管理クラウドシステムworkhubを利用すると、場所・人・デバイス単位で入退室ログを取得できるようになります。
本機能により、複数拠点の入退室管理を一元管理でき、鍵運用コストの削減を実現できます。
電池残量や施錠不良アラート機能もあります。
また、本機能で取得する入退室ログを利用すれば、監査やPマーク・ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の取得にも活用可能です。
オプションで顔認証も可能
bitlock PROでは、月額5,000円という業界最低水準のコストで、顔認証オプションも提供しています。
顔認証オプションを導入すれば、なりすましリスクが極めて低く抑えられ、入退室の安全性の向上が可能です。
個人情報を取り扱うデータセンターやセキュリティエリアなど、特にセキュリティを高めたいエリアへの入退室には、本オプションが適しています。
独自技術の「bitkey platform」による安全性の向上
独自技術の「bitkey platform」は、bitlock PROと連携して、セキュリティを高めるさまざまな機能を提供しています。
例えば、デジタルキーの生成・異なるシステム同士のID・本人認証・権利移転などは、bitkey platformにより、安全かつシームレスに実行されます。
bitlock PROを採用するメリット3点
bitlock PROを採用するメリットは、以下の3点です。
- 業界最低水準のコストメリット
- 工事不要で取付け可能
- 通信不良に強い
各メリットの具体的な内容は、以降で詳しく説明します。
業界最低水準のコストメリット
bitlock PROは、初期費用無料、月額料金5,000円(税込)から利用できます。
オフィス向けスマートロック製品の中では業界最低水準のコストで、イニシャルコスト・ランニングコストともに抑えられる点は大きなメリットです。
他社製品の中には、初期費用が数十万円必要な製品や、月額料金が倍以上する製品もあり、低コストでオフィスにスマートロックを導入したい企業に適しています。
工事不要で取付可能
手軽に導入でき、メンテナンスも手軽な点も、bitlock PRO採用のメリットです。
bitlock PROは、99%(Bitkey社調べ)のサムターン(ドアの室内側に取り付けてある錠の開閉に使う金具)に取付可能で、工具も必要ありません。
電池の寿命は4本で6ヶ月と他社と比較しても長持ちですが、バッテリーの交換は必要となります。
バッテリーの交換時、本体を取り外さずそのまま交換できる手軽さも、おすすめポイントです。
通信不良に強い
bitlock PROは、Wi-Fiモデルだけでなく、独立したネットワークのLTEモデルも用意しています。
LTEモデルを導入すれば、急な停電やサーバダウンなどの通信不良トラブルが発生しても、安定した運用が可能です。
bitlock PRO STARTER KITパッケージの紹介
bitlock PROの機能を活かすためには、「bitlock PRO STARTER KIT」パッケージ導入がおすすめです。
本パッケージは、月額5,000円(税込)/bitlock PRO1台より導入できます。本パッケージに含まれる製品は以下の通りです。
製品名 | bitlock PRO | bitreader+ | bitlink | workhub cloud |
---|---|---|---|---|
製品外観 | ||||
機能 | 高性能スマートロック | テンキー内蔵型カードリーダー | 監視・入退室ログ取得用通信デバイス | クラウド型管理システム |
以降では、「bitlock PRO STARTER KIT」パッケージに含まれる各製品の主な機能を紹介します。
高性能スマートロック「bitlock PRO」
出入口の数分必要となる、法人向けスマートロックの主製品です。
ユーザーごとの解錠権限付与や入退室ログの取得・管理、顔認証オプションなど、企業の入退室管理に求められる機能を多数提供しています。
取り付けは工具不要で、すぐに導入できる点も大きな特徴です。
テンキー内蔵型カードリーダー「bitreader+」
既存の社員証や交通系ICカードなど、NFCカードで利用可能なカードリーダーです。
交通系ICカードの一部は、モバイル版にも対応しています。
すでに社員証や交通系ICカードを使った入退室を運用している場合には、既存の運用を変えずに済むため本製品がおすすめです。
また、スマートフォンを使用せずにスマートロック機能を使用したい企業にも適しています。
監視・入退室ログ取得用通信デバイス「bitlink」
bitlinkは、入退室の監視や入退室ログの取得に必要な通信デバイスです。
bitlinkのログはCSVファイルに出力できるため、勤怠管理システムへの連携ができます。
本デバイスの導入により、労働時間や出退勤状況の見える化や、労務管理への活用も可能です。
クラウド型管理システム「workhub cloud」
workhub cloudは、bitlinkで収集した入退室ログの管理や、ユーザーごとの解錠権限付与などを、遠隔で一括管理するクラウド型のデータ管理システムです。
本システムを導入することで、複数拠点の入退室管理を一元化管理できるようになり、管理コストを大幅に低減できます。
現場にいなくても遠隔で入退室管理ができるため、管理者の在宅勤務やテレワークも可能です。
bitlock PRO STARTER KIT導入事例
ここからは、「bitlock PRO STARTER KIT」の導入事例を紹介します。自社で導入する際の参考にご確認ください。
阪急阪神不動産株式会社コワーキングスペース「GVH#5」
1例目は、会員制コワーキングスペース「GVH#5」(ジー・ブイ・エイチ・ファイブ)への導入です。
ほとんどの人が持ち歩いているスマートフォンを使った入退室が可能な点や、既存の扉に工事不要で取付可能な点が導入の決め手となりました。
入退室ログを管理でき、物理鍵も不要となったため、セキュリティ面でも安心して運用できるようになったとのことです。
国立大学法人 神戸大学 数理・データサイエンスセンター
2例目は、国立大学法人神戸大学の数理・データサイエンスセンターの事例です。
研究施設のためセキュアな環境構築が必要で、研究施設のISMS認証取得には入退室管理が必要でした。
bitlock PROは研究施設のISMS認証に必要な機能を有しており、本センターのISMS認証取得に貢献しました。
日鉄興和不動産株式会社
3例目は、日鉄興和不動産株式会社のコワーキングスペース管理に顔認証オプションを利用した事例です。
コロナ禍により、非接触での認証は需要が高まっています。
顔認証は、非接触で入館証などの紛失リスクもない、ユーザーにとっても便利な認証方法です。
顔認証用のカメラに顔を向けて歩いて近づくと、スムーズに解錠されるため、顔認証オプションは、ユーザー満足度を高める新しい体験を提供しました。
まとめ
スマートロック製品bitlockシリーズのうち、bitlock PROは、法人向けの機能を多数提供する製品です。
bitlock PRO STARTER KITを導入すると、各ユーザーへの解錠権限付与や入退室管理を遠隔で操作でき、入退室に関わる業務にかかるコストを大幅に低減できます。
bitlock PROでオフィスの入退室管理を改善するなら、来客管理もセットで改善してみてはいかがでしょうか。
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