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インサークルとは?どんな特徴がある?チャットワークとの違いを比較
ビジネスチャットの社内導入を検討していると、インサークルの名前を目にすることがあるのではないでしょうか。
本記事では、インサークルの特徴を、同じ国産のビジネスチャットであるチャットワークと比較しながら説明します。
比較することでインサークルの優れた点が分かりますので、社内導入の候補に加えるかどうかの検討材料にしてくださいね。
インサークルとはどんなチャット?
インサークルは、ビジネスを安全に、潤滑に進めるための機能が充実しているビジネス用のチャットアプリです。
きめ細かなセキュリティサービスとLINEのような利便性を合わせ持っているのが特徴。
特に、チャットをビジネスで利用するうえで問題となるセキュリティ面を強化している点がインサークルの魅力です。
そんなインサークルについて、さらに掘り下げて見ていきましょう。
セキュリティに強いビジネスチャット
インサークルは、SaaS版とオンプレミス版が提供されており、どちらも高いセキュリティ機能を保持しているのが特徴です。
SaaS版では、Amazon Web Sevices(AWS)のデータセンターを利用しており、データベース上のデータ暗号化も行っています。
また、クライアント通信ではSSL暗号化通信、クライアント側のキャッシュデータもキャッシュ化しています。
堅牢なセキュリティで情報漏洩のリスクを可能な限り低く抑えている点が大きな魅力です。
セキュリティ面でここまでこだわったビジネスチャットは現状あまり存在しません。
これがインサークルの大きなセールスポイントとなっています。
AI機能やチャットボットも搭載
インサークルは、AI機能やチャットボットにも力を入れています。
ユニークなのは社員がやり取りしているチャットの内容を解析して、離職リスクの判定やフォローを行う機能「離職防止ソリューション for InCircle」。
また、チャットボットも利用できます。
ただし、自由に作成してシステムに追加可能というわけではなく、インサークル側で用意されたチャットボットを料金プランに応じて追加する、という仕様です。
インサークルとチャットワークの比較
ここからは、他のビジネスチャットとの比較としてチャットワークを取りあげて、その差を見ていきます。
機能の比較表を作成しましたのでご確認ください。
機能 | インサークル | チャットワーク |
---|---|---|
トーク画面の使い勝手 | LINEのような吹き出しのやり取りで親しみやすい | リスト形式の表示 |
ユーザー管理 | ・CSVファイルを使っての一括登録 ・既存のユーザー情報データベースと連携してユーザーの一括登録 |
一括インポート機能あり |
セキュリティ管理 | スタンダードプランから導入可能 ・IP制限/端末認証 ・グループ間アクセス設定 ・CSV一括自動登録 ・シングルサインオン ・オンプレミス版あり |
エンタープライズプランでのみ提供
・IP制限機能 |
カスタマイズ性・ボット | ・APIを公開しているため社内システムとの連携などが可能
・チャットボットの追加(追加機能扱い)が可能 |
・チャットワークAPIを公開しているので好きに機能を追加できる
・チャットワークが提供しているチャットボットを使える |
タスク管理 | なし | 基本機能として組み込まれている |
社外コミュニケーション | ・ゲストユーザとしてアカウント作成可能 | ・基本機能では閲覧のみできるユーザーとして登録可能
・エンタープライズプランでのみ提供 ・社外ユーザー制限機能 |
ファイル共有 | 可能 ファイルの種類(画像・動画・拡張子)によって送信・受信の制限が制御できる |
可能 ファイル自体の送受信を制限できる |
既読・未読 | ・必要に応じてきめ細かな制限ができる ・既読、未読を使いたくない場合は使わないようにもできる |
なし |
メール連携 | チャットボットを使うことで受信メールの表示などが可能 | メールの連携は一部チャットボットで対応(GMail)
見ていないメッセージのメール通知が可能 |
メッセージ検索 | トークルーム内検索 検索条件は、キーワード以外に、日付や期間が入力可能 |
自分が参加しているチャットルームを横断しての検索が可能
検索条件はキーワードのみ |
メッセージログの保存 | 監査機能で特定ユーザーのログを引き出すことが可能 | エンタープライズ版のみ可能 |
メンション | なし | あり (TOをつけた相手に直接呼びかけて用事があることを通知できる) |
インサークルはセキュリティ管理が堅牢
インサークルは、チャットワークと比較してセキュリティ管理が堅牢です。
もちろんチャットワークも、チャットデータは安全性の高いデータセンターを利用することでデータを保護しています。
しかし、インサークルはさらにクライアント端末側のデータもすべて暗号化しています。
そのためクライアント端末に残っているデータを見ても情報は見えなくなっており、非常に安全です。
また、ファイルの誤送信を防ぐために、画像や動画、拡張子などファイルの種類によって送受信の制限が行える点も、インサークルの方がきめ細やかに制御できます。
チャットワークはファイル自体の送受信を指定することはできますが、種類による制御機能はありません。
タスク管理ではチャットワークが便利
タスク管理では、基本機能に組み込まれているチャットワークに1日の長があります。
タスク送信、タスク一覧が画面の右側下部に表示され、チャットルーム一覧でもタスクのあるチャットルームを絞り込むことが可能です。
一方、インサークルにタスク機能はありません。
外部のWebサービス(Trello)などと連携させることはできますが、画面にタスク一覧が出せない点で若干不便です。
カスタマイズ性ではどちらも同じ程度
インサークルは、APIを公開しているため拡張性があります。
Saas版、オンプレミス版に関わらず、自社システムとの連携ができるなどのカスタマイズが可能です。
チャットワークも外部APIを公開しているため、自分で好きな機能を作り込んで情報連携させることができます。
チャットワークのチャットボットは、外部システムからデータを受信するタイプがほとんどです。
しかし外部APIを使うことで、チャットワークから外部システムへデータを送ったり特定の指示を出したりすることもできるようになります。
トーク画面の見やすさならインサークル、機能の豊富さはチャットワーク
インサークルは、使いやすさや見やすさにこだわっています。
LINEに近い操作感のため、スムーズに使いこなすことが可能。
一方チャットワークは、タスク管理や概要表示(管理者からのお知らせをまとめられる)など、インサークルよりも機能は豊富です。
ただ、機能豊富な分、ユーザーが操作に慣れるまでには時間がかかってしまう傾向があります。
既読・未読機能が欲しいならインサークル
既読・未読機能が欲しいならインサークルがおすすめです。
インサークルの既読・未読表示では、何人が見たかという人数も表示されるため、通知がどこまで見てもらえたかを把握できます。
管理者の設定によっては、そのメッセージを誰が読んだか、ユーザー名まで表示可能です。
さらに既読機能がいらない場合は、オフにすることもできます。
チャットワークは、そもそもビジネスチャットに既読機能は必要ないという思想があり、既読・未読機能はあえて採用していません。
インサークルとチャットワークの導入実績は?
インサークルとチャットワークの導入実績や導入数はどうなっているでしょうか。
インサークルの導入実績は1,000社以上で、操作感が似ているLINEから乗り換えた事例が多く見られます。
情報共有の効率化やセキュリティ強化を目的とした導入が多く、インサークルのきめ細かなセキュリティ機能を求めている企業が多いことがうかがえます。
ビジネスチャットとして、インサークルよりも先にローンチしていたチャットワークは、2018年11月には導入企業数20万社を突破しています。
導入企業数から言えば現状はチャットワークの方が圧倒的に多いです。
ただ、インサークルのセキュリティ機能の高さはビジネスチャットの中でも最高水準となっています。
そのため、セキュリティを重視する企業の導入はこれからも増えるのではないかと予測されます。
インサークル導入におすすめの企業
ここまで見てきた特徴から、インサークル導入におすすめの企業、解決できる課題は以下の通りです。
- ・LINEのような個人向けチャットを仕事に使っていて、情報漏えいが心配な企業
- ・モバイル端末を万が一紛失しても機密情報が洩れないビジネスチャットを探している
- ・導入コストの安いSaas版でも高セキュリティのビジネスチャットを求めている
- ・LINEのようにシンプルで使いやすいビジネスチャットが欲しい
インサークルは、セキュリティの高さとシンプルで操作しやすいトーク画面が魅力です。
特に、LINEからの乗り換えを希望する場合で、システムとして堅牢なセキュリティレベル求めている企業は、インサークルの導入に向いています。
まとめ
インサークルとチャットワークを比較して機能の違いを確認しながら、インサークルの特徴について解説しました。
インサークルは、とても分かりやすい画面構成で、LINEを使いこなしている人ならだれでも抵抗なく使えます。
また、インサークルのセキュリティの高さは、他のビジネスチャットツールと比べて頭一つ抜けている印象です。
ビジネスチャットの自社導入にあたり、セキュリティがネックと考えている企業にとっては、特に導入を検討する価値があります。
自社にビジネスチャット導入を検討している方は、ぜひ一度触れてみてはいかがでしょうか。
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