【2023年度版】クラウドPBXの特徴!メリットとデメリットは?おすすめ10選
ツール
クラウドPBXはスマートフォンを内線電話化できるサービスです。オフィスの電話番号で受発信できるので、リモートワーク・テレワークにも使えます。
本記事では、クラウドPBXの特徴や、メリット、デメリットを解説します。また、おすすめのクラウドPBXを厳選してご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
▼目次
クラウドPBXの特徴とは?手軽にスマホを内線電話化!
クラウド上のサーバーを利用することで、スマホを内線電話化することができる便利なサービスがクラウドPBXです。
専用のアプリケーションを用いて、スマートフォンから会社の電話番号で発信することができるほか、会社にかかってきた電話をスマートフォンで出ることもできます。
クラウドPBXの導入は、リモートワークの方や、仕事中に外出が多い方、主に外で仕事をしている方などに特におすすめです。
特別な工事は必要なく、手軽に利用を開始できるのもクラウドPBXの特徴と言えます。
クラウドPBX導入による5つのメリット
スマートフォンを内線電話化できるクラウドPBXの導入には、具体的にどんなメリットがあるのかご紹介します。
1.比較的に安価で利用できる
社内の電話機同士を内線につなげるのに比べたら、クラウドPBXは圧倒的に安価で利用を開始できます。
オフィスに設置する電話交換機のPBXは、拠点ごとにPBXを設置しなければならないため、その分コストもかかります。
しかし、クラウドPBXならインターネット上のサーバーがPBX機能を提供しているため、ハードウェアは必要ありません。
クラウドPBXの導入のために、特別な装置を購入する費用や設置工事の費用も必要ありません。
また、手持ちの端末を利用すれば、新たに電話機を購入する必要がないので、初期費用を抑えて利用を開始することができます。
2.スマホを内線電話のように利用可能
内線電話は各オフィスなど拠点がなければ利用ができませんが、スマートフォンやパソコンなら場所を選ばず利用できます。
自分宛に取引先などから会社に電話があり他の人が電話に出た場合、自分が社内にいなかったり、どこにいるのか分からなかったりすると、内線で取り次ぐことができません。
しかしクラウドPBXなら、社外にいても、どこにいるのか分からなくても、端末さえ持っていれば取り次ぐことができます。
クラウドPBXを導入することで、電話があったことを伝える業務や、かけ直しの手間などが省けるのもメリットの1つです。
3.手間なく簡単に利用開始できる
クラウドPBXは導入の際に大きな工事や、大掛かりな設定などは不要なので、最短で当日から利用が開始できるほど、手間なく簡単に利用可能です。
忙しくてあまり時間が取れない状況でもすぐに利用できるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
4.もしもの時にも役立つ
災害が起きてオフィスが使えなくなってしまった場合などは、社内電話も利用できなくなります。
しかし、クラウドPBXならスマートフォンやパソコンから受発信できます。
また、会社で管理していた電話帳データが閲覧できなくなった場合も、クラウド上で電話帳データを管理していれば消滅する心配はなく安心です。
5.様々なビジネスツールも使える
クラウドPBXには、電話機能だけではなくビジネスで使える便利なサービスがあります。
例えば、ビデオ通話やチャット、通話録音やIVR(自動音声応答)、FAXなどのビジネスツールが利用でき、今よりもっと快適でスムーズな仕事環境が整うでしょう。
クラウドPBXにはデメリットもある?
現代の仕事環境にもマッチした、便利なクラウドPBXですがデメリットも存在します。自社にとっての導入メリットとデメリットを比較してみましょう。
1.料金が発生する
月額料金が発生します。料金はメーカーによって様々ですが、月額約2,000~2,500円程度に設定しているところが多いでしょう。
2.電話番号の引き継ぎができない場合もがある
メーカーによっては、市外局番が利用できない場合があります。
今まで使っていた社内電話の電話番号を引き継いで利用することができないのはデメリットだと言えそうです。
さらに、電話番号が引き継げなかった場合は、「050」から始まる電話番号の取得に限定される場合もあります。
「050」の番号に抵抗がある方はしっかりとメーカーを厳選する必要があります。
3.メーカーによっては通話が聞き取りにくい
通話中にノイズが入ったり、音声が途切れたりと、メーカーによっては通話品質が良くない場合があります。
通話中に聞き取りにくいのは、自分はもちろん相手にも迷惑が掛かりますので、メーカー選びには注意しましょう。
4.緊急ダイヤルにかけることができない
110番や119番など緊急時に利用する電話番号にかけられません。
クラウドPBXは1から始まる3桁の電話番号には発信できませんので、緊急ダイヤルアプリを入れたり、スマートフォンの音声回線を利用したりするなどの対策を考えておく必要があります。
クラウドPBXを比較・選ぶポイント
クラウドPBXを選ぶポイントは、メリット・デメリットを知ったうえで比較・検討することです。
以下のポイントで比べてみて、自社に合うサービスかどうかを判断しましょう。
自社の課題を解決できる機能があるかどうか
クラウドPBXの導入を検討するといっても、「テレワーク対応できるようにしたい」「営業業務を効率化させて生産性を上げたい」など、解決したい課題は企業にとって異なります。
自社の課題が解決できる機能はあるかという視点からサービスを比較しましょう。
対応できる企業規模にマッチしているか
クラウドPBXは、小規模向けなら数人~数十人規模、中規模向けであれば数百人規模までを想定したサービスが主流となっています。
従業員数が1,000名を超える人数を想定したクラウドPBXは実ははほとんどありません。
1,000名単位での利用を検討する場合は「既存のPBXと連携できるかどうか」を確認する必要があるでしょう。
そしてもちろん導入規模によっては価格帯も変わってくるため、「どれぐらいのチャンネル数・席数に対応しているのか」「どういう料金形態になっているのか」という実績やプランを確認しておきましょう。
通話の音質・品質が安定しているか
クラウドPBXの多くはIP電話を利用する場合が多く、ユーザーのネットワーク・Wi-Fi環境によっては音質が安定しない場合があります。
特にWi-Fi環境のテレワーク下で、クレーム処理・金融系商材などを取り扱う場合は注意が必要です。
音声品質・安定性を重視する場合には「総務省の最高品質基準クラスA」をうたうモバビジなど、通話品質の高さをアピールしているサービスを選ぶようにしましょう。
クラウドPBX比較一覧
今では多くのメーカーからクラウドPBXが出ています。
そのため、いざクラウドPBXを導入しようと思っても、どれを選んでいいのか分からなくなってしまい、結局は導入できないままになってしまうケースも少なくないでしょう。
そこでここでは、10個のツールを厳選・比較してみました。
サービス名 | 初期費用 | 月額利用料 | 無料トライアル |
トビラフォンCloud | 30,000円 | 3,000円~ | 〇 |
MOT/TEL(モッテル) | 29,800円 | 3,980円 | 〇 |
Arcstar Smart PBX | 10,000円 | 5,000円~ | 〇 |
ひかりクラウドPBX | 14,300円~ | 11,000円~ | 〇 |
モバビジ | 無料 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
クラコールPBX | 無料 | 980円~ | 〇 |
Comdesk Flat | 無料 | 1,980円~ | × |
回線.COM | 10,000円 | 3,000円 | 〇 |
Good Line | 10,000円~ | 3,000円~ | 要問い合わせ |
BIZTELビジネスフォン | 50,000円~ | 21,000円~ | 要問い合わせ |
おすすめのクラウドPBXツール10選!
10個のおすすめクラウドPBXをそれぞれ紹介・解説しますので、ぜひ参考にしてください。
1.トビラフォンCloud/トビラシステムズ株式会社
アプリのインストールのみで利用開始できる手軽さがポイントです。
インターネット環境で通話可能なため、トビラフォンのアプリを利用している者同士なら外線が24時間通話無料で利用できます。
独自で集めた迷惑電話番号リストを活用し、迷惑電話は自動でブロックされます。
アプリを利用しているので、私用のスマートフォンを社用として使い分けることができ、初期費用をカットできる点もメリットです。
公式サイト | https://tobilaphone.com/biz/cloud/ |
利用料金 |
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主な特徴・機能 |
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2.MOT/TEL/株式会社バルテックジャパン
FAX機能が付いており、外にいてもFAXの送信ができます。
アプリのインストールで利用が開始できるので、初期費用がおさえられるのも魅力です。
また、パソコンをビジネスフォンにすることもできるほか、数人で会議や打ち合わせもできます。
公式サイト | https://www.mot-net.com/ |
利用料金 |
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主な特徴・機能 |
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3.Arcstar Smart PBX/NTTコミュニケーションズ株式会社
NTTコミュニケーションズのクラウドPBXで、スマートフォンやパソコン等で内線電話が利用できます。
無料トライアルを実施しているので、利用開始前に通話品質等を確かめられる安心感も魅力の1つです。
公式サイト | https://www.ntt.com/business/services/voice-video/voip/smartpbx.html |
利用料金 |
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主な特徴・機能 |
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4.ひかりクラウドPBX/東日本電信電話株式会社
NTTのクラウド型ビジネス電話サービスで、専用アプリをインストールして利用できます。
内線・PBX機能はもちろん、グループ着信機能や転送機能、発信規制などが設定されており、今まで使っていたPBXやビジネスフォンと併用できるのもメリットです。
公式サイト | https://business.ntt-east.co.jp/service/pbx/ |
利用料金 |
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主な特徴・機能 |
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5.モバビジ/クラウドテレコム株式会社
音声通話の品質が高く、どこにいてもストレスなく通話ができます。初月費用は無料で、機能が充実しているのも魅力です。
導入後のサポートもしっかりしているので、安心して導入できるでしょう。
公式サイト | https://www.mobabiji.jp/ |
利用料金 |
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主な特徴・機能 |
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クラコールPBX/株式会社三通テレコムサービス
スマホからでも「0120」や「03」から始まる番号での発着信ができます。
1ユーザーにつき980円、6ユーザー目以降の基本料は無料!他社と比べて低コストで導入できることも魅力の1つです。
ユーザー管理画面から「電話番号追加」や「時間外ガイダンス」などの設定が簡単にでき、使いやすさにも定評があります。
公式サイト | https://clocall.jp/pbx/ |
利用料金 |
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主な特徴・機能 |
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Comdesk Flat/株式会社Widsley
モバイルにデザインや設計が最適化されており、マルチデバイスにも対応しています。
マルチテナントでの運用が可能なことも特徴の1つです。関連企業など複数テナントで契約した場合も1つのアプリ内で完結。請求データをテナントごとに分けることも可能です。
UIも洗練されており、使いやすさが追及されています。
公式サイト | https://comdesk.com/flat/lp/ |
利用料金 |
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主な特徴・機能 |
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回線.com/株式会社サンシスコン
回線COMのクラウドPBXは1対1の通話だけでなく、1対複数の通話が可能。
また、スマートフォン、IP電話機、PC、タブレット端末など多様なデバイスで利用できます。
インターネット環境さえあれば、日本全国だけでなく、海外での発着信もOK!海外とのやり取りが多い企業にはおすすめです。
公式サイト | https://xn--zbs202g.com/ |
利用料金 |
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主な特徴・機能 |
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Good Line/株式会社グッドリレーションズ
株式会社グッドリレーションズでは店舗向け、コールセンター向け、一般企業向けと、3つのプランを用意しています。
サブスクリプション型なので、契約期間の縛りがなく導入のハードルが低いのも特徴の1つ。
SlackやチャットワークなどのビジネスチャットやMicrosoft Teamsと連携可能。
公式サイト | https://good-line.net/ |
利用料金 |
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主な特徴・機能 |
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BIZTELビジネスフォン/株式会社リンク、ブライシス株式会社
BIZTEL ビジネスフォンは、株式会社リンクとブライシス株式会社が共同で運営しているサービスです。
ワンタイムパスワードによる2段階認証機能が搭載されており、第三者の「なりすまし」を防ぎます。セキュリティ重視の企業には欠かせない機能といえるでしょう。
オプションで通話の自動録音やテキスト化機能をつけることもできます。
公式サイト | https://biztel.jp/bp/ |
利用料金 |
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主な特徴・機能 |
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クラウドPBXと共に受付システム導入で来客対応を効率化!
受付システムのRECEPTIONISTを導入すれば、来客対応の時間も手間も省けます。
来客があれば直接担当者に通知されるので、スムーズな対応が可能です。
通知は電話やビジネスチャット、専用スマホアプリ、SNSやメールが利用できるため、クラウドPBXと共に導入することでさらなる効率化が実現します。
まとめ
クラウドPBXはスマートフォンを内線電話のように利用できるので、社内にいなくてもオフィスの電話番号で受発信ができ、リモートワーク・テレワークにも最適です。
工事費無料のメーカーもあり初期費用が比較的安価なので、導入しやすいのも魅力と言えるでしょう。
災害時などにオフィスの電話帳が閲覧できなくなった場合も、クラウドPBXに電話番号を登録しておけば安心です。
クラウドPBXではビジネスツールが利用できるので、導入することで仕事効率がアップするでしょう。
この機会にクラウドPBXの導入を検討していてはいかがでしょうか。
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