オフィスリニューアルが必要な理由とは?効果とメリットを徹底解説!
オフィス移転
テレワークや在宅勤務などのように働き方が多様化する現在、オフィスの拡大や縮小移転などでオフィスをリニューアルする企業が増えています。
オフィスリニューアルにはさまざまな効果やメリットがある反面、気をつけたいのがデザインや業者の選び方です。
オフィスリニューアルを成功させるための大事なポイントを徹底解説します。
▼目次
オフィスリニューアルはなぜ必要なのか
使い慣れたオフィスにはそれなりの愛着と心地良さがあります。
しかし、時代の要求にそぐわない不都合が生じているのも事実です。
なぜオフィスリニューアルが必要なのか、4つのポイントについて説明しましょう。
新しい働き方に対応するため
コロナ禍の影響でテレワークが一気に進み、従来のオフィスでは新しい働き方に対応できなくなっています。
デスクの数が多すぎてWeb専用のスペースがないなど、今では使い勝手が悪くなっているのが古いオフィス環境です。
新しい働き方に対応した働きやすい環境を整えるのがオフィスリニューアルです。
仕事の効率をよくするため
新しい働き方で特徴的なのが業務でのWeb利用です。
オフィスリニューアルによってWeb専用ブースやWeb会議室を新設すれば、働きやすくなって仕事の効率が上がります。
重要なのが社員の動線です。在宅ワークで不要になったデスクや備品などを撤去してリニューアルすれば、新たな動線が確保できて効率的なオフィス環境になります。
社員エンゲージメントを上げるため
オフィスリニューアルによって変わるのは環境だけでなく、社員の意識も変化します。
リラックススペースを置けば社員のストレス解消にもつながり、リフレッシュした気分で仕事に向かえるでしょう。
使いづらかったオフィスがリニューアルによって快適な空間に生まれ変われば、社員の満足度が上がります。
働きやすさと居心地のよさが生み出すのは、会社への帰属意識や愛社精神です。
新規採用の訴求力を上げるため
オフィスリニューアルは社内環境だけでなく、社外に対する企業のブランディング効果を高めます。
企業のブランディング効果が上がれば、新規採用や中途採用の訴求力がアップします。
優秀な人材確保につなげるためにも、オフィスリニューアルは必要です。
オフィスリニューアルの効果とメリット
出典:「株式会社タカラレーベン 東北支店 オフィスリニューアルプロジェクト」|株式会社清和ビジネス
次に、オフィスをリニューアルして得られる効果とメリットについて解説します。
業務効率が改善する
オフィスは社員が日常的に働く場所ですから、新しい働き方にあわせた空間になれば仕事がしやすくなります。
Web専用ブースがあればオンライン会議にもリアル会議にも使えて業務効率が上がりますし、コピーコーナーやロッカーの再配置によってスムーズになるのが社員の動線です。
遠回りせずに目的を果たせるようになって作業効率がアップすれば、社員にとっては大きなメリットでしょう。
企業のイメージアップになる
古いオフィスとリニューアルされたオフィスとでは、訪れる顧客や取引先に与える印象が違ってきます。
リニューアルされたおしゃれで快適なオフィス空間は来客者にとっても居心地よく、好印象を与えるでしょう。
ホームページに新しいオフィスの写真を掲載すれば社外へのアピール効果になり、時代遅れの印象を払拭して企業のイメージアップにつながります。
社員のモチベーションがアップする
オフィスは社員が働く場所であると同時に生活の一部でもあります。
さまざまな案件に取り組み、トラブルに向き合い、与えられた業務を円滑に遂行する場所がオフィスです。
より働きやすく、より快適なオフィス空間になれば、そこで1日の大半を過ごす社員に好影響を与えます。
オフィスリニューアルによって仕事へのモチベーションが上がるのは大きなメリットです。
コスト削減になる
電気代の節約につながるのもオフィスリニューアルのメリットです。
リニューアルするときに今までの照明を見直し、床や壁や天井の素材を変えることによって空間反射率を高めれば、電気代のコストを削減できます。
また従来の間仕切りを撤去すれば空調効率が上がりますし、改装時に空調機器を最新のものに替え、西日の当たる場所に間仕切りを設置するなど、リニューアル時のさまざまな工夫で電気代のコスト削減が可能です。
社内コミュニケーションが活性化する
リニューアルによるオフィスの動線見直しやリラックススペースの設置などで、社員間のコミュニケーションが活性化します。
最近はフリーアドレスを導入する企業が増えていますが、部署間の間仕切りを取り除いて新たな動線を確保すれば社員同士の行き来が活発になり、業務上の相談などもしやすくなるでしょう。
社内コミュニケーションが活性化すれば仲間意識が強まって結果的に業務効率も上がりますから、これもオフィスリニューアルのメリットになります。
オフィスリニューアルを行う代表例
実際にオフィスのどういった箇所をリニューアルするのか、その効果とともに代表例を一覧で紹介します。
変更箇所 | 狙い・効果 |
---|---|
オフィス受付 | 企業ブランディング |
リフレッシュスペース | 従業員のモチベーションUP |
会議室 | 議論の活性化 |
セキュリティ | 機密情報保護 |
クリーニング | オフィスの清潔度UP |
分煙サポート | 喫煙/非喫煙を平等に分断 |
これらの箇所を組み合わせたり、リニューアルで得たい効果を元にピンポイントで実施したりと、自社のニーズに合わせてリニューアルを行っていきましょう。
オフィスリニューアルで気をつけたいポイント
出典:株式会社MOON様|オフィスデザイン・レイアウト事例|オフィスコム株式会社
オフィスリニューアルをする場合は、事前に入念な準備が必要です。
オフィスリニューアルをする際の注意すべき基本的なポイントについて説明します。
デザインとレイアウトの決め方
リニューアル後にどのようなオフィスになるのか、全体のデザインとレイアウトをしっかり決めておくことが重要です。
デザインやレイアウトを決める上で押さえておきたいポイントは、リニューアルの目的を明確にすること。そのために必要なのが次の3つの視点です。
- 現状の課題を洗い出す:狭い、働きにくい、不要な備品が多い、リラックスできないなど、現状のオフィスが抱えている課題を洗い出します。
- 課題解決になる設計をする:洗い出した課題をクリアできるデザインやレイアウト設計にします。
- 機能面を重視する:とくに社員の動線を意識して、業務が効率的に行える環境を考えます。他部署との共用スペースやフリーアドレス化の導入などです。
働きやすさを考える
デザインやレイアウトが斬新になっても、社員の働きやすさが改善されなければリニューアルの意味がありません。
大事なポイントは、社員が働きやすくなるゾーニングをすることです。
仕事スペース、会議スペース、リラックススペースなどオフィスに欠かせない機能を働きやすい空間に配置します。
そのために重要なのが動線で、事前にアンケートなどで社員の意見を聞いておき、デザイン設計に取り入れることが大事です。
コーポレートカラーを入れる
出典:コーポレートカラーとロゴマークを散りばめたオリジナルのオフィス空間 |オフィスデザイン事例|ヴィス
コーポレートカラーやロゴは企業イメージを定着させる効果があります。
オフィスリニューアルをきっかけに新たなコーポレートカラーやロゴを取り入れることで、企業ブランディングや社員のエンゲージメント向上につながります。
企業理念をイメージさせるコーポレートカラーやロゴをデザインしましょう。
費用と原状回復を考える
オフィスリニューアルには部分改装と全面改装がありますから、費用を考えて施工する必要があります。
坪単価で費用は決まってきますが使用する素材や工事内容によって金額は違ってきますし、オフィス家具は含まれません。
また賃貸オフィスの場合は退去の場合を考えて、入居前と同じ状態にする原状回復についても考えてください。
リニューアルする前に工事内容と原状回復について物件所有者と話し合うことが大事です。
オフィスリニューアルの業者の選び方
オフィスリニューアルを成功させるには施工する業者選びが重要になります。
選ぶときの重要な3つのポイントについて説明しましょう。
実績で選ぶ
施工実績の多い業者は経験豊富なのでさまざまなリクエストに応じてくれますし、ノウハウの蓄積があります。
ホームページを見て、過去の施工事例が掲載されている業者を選ぶのがポイントです。
業者によって特徴がありますから、自社のリニューアルイメージに近い施工事例があるか確認してください。
法律面のサポートで選ぶ
リニューアルには消防法や建築基準法などを遵守する必要があるため、法律的な問題に的確なサポートのできる業者を選びます。
賃貸の場合は物件所有者との契約関連などにも強い業者を選べば安心です。
アフターサービスで選ぶ
リニューアル後に不具合が生じることがありますので、アフターサービスが確立している業者を選びます。
定期的なメンテナンスや保証制度がしっかりしている業者かどうかチェックしましょう。
ポイントを押さえて、オフィスリニューアルを成功に導こう
業務効率が上がり、企業イメージもアップするオフィスリニューアルについて紹介しました。
オフィスの快適さは社員のモチベーションに大きく影響するだけでなく、新規採用で優秀な人材を獲得する要因にもなります。
新しい働き方が広がる今、オフィスリニューアルの効果とメリットは非常に大きいのではないでしょうか。
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