LINEWORKSの導入事例にある意見をまとめてみた

LINEWORKSを導入している企業は日々増えており、導入を検討している企業もそれに伴い増加しています。そこで、すでに導入している企業がLINEWORKSをどのように利用し、業務の改善や生産性の向上に役立てているか、ご紹介します。

 

LINEWORKSの使い方

 

LINEWORKSはどのように使えるのかを、3つの視点から紹介します。

 

社内間のコミュニケーションツールとして

 

LINEWORKSはLINEとリンクすることが可能なツールです。LINEは直感的に使用できる簡便さがウリで、利用者も非常に多いです。LINEWORKSはLINEと操作方法が類似しているため、操作方法をレクチャーする講習会などをする必要がありません。そのため、社内にすぐ導入することが可能です。

 

営業ツールとして

 

LINEWORKSはメールや電話よりもレスポンスが早くなる点や、顧客や取引先と1対1でやり取りができるため距離を詰めやすい点から、営業ツールとしても有用です。また、シャドーITのリスクヘッジのためにLINEWORKSの導入を考えている企業もあるでしょう。

 

遠隔サポートツールとして

 

TV会議もLINEWORKSで行えます。これにより、例えば遠隔地で作業をする場合でも、情報の共有をリアルタイムで行ったり、アドバイスを求めたりすることができ、遠くでも困らないようサポートすることが可能です。

 

LINEWORKS導入事例①東京海上日動火災保険

 

働き方改革対策に

 

東京海上日動火災保険株式会社ではさまざまな業務改善のために、タブレット端末を営業マン一人一人に持たせることにしました。タブレット端末を持ち運ぶことで、お客様への提案から契約まですべてがその場でできるようになりました。

 

また、メールなどによって情報共有や連絡も手軽に可能、ペーパーレス化にも貢献しています。

 

そこで、さらなるスピード化や生産性の向上を目的として、LINE WORKをタブレット端末に導入しました。これによりレスポンスの高速化や情報共有の際の利便性が向上、結果的に全体の工数を減少することに成功しました。

 

シャドーIT対策として

 

会社が許可しないITツールを使うことを、シャドーITといいます。これは情報漏洩やウイルス感染などの脅威を増大させる行為です。個々人に端末を持たせることで業務の改善は図れるものの、シャドーITの危険性は付きまといます。

 

その対策としてLINEWORKSを導入した、という側面もあります。

 

LINEWORKSはコミュニケーションツールとしてだけではなく、情報共有、スケジュール管理など機能が多岐にわたっています。よって業務で使うツールはLINEWORKSだけで十分となり、シャドーITを利用する理由がなくなりました。

 

LINEWORKS導入事例②ミズノ株式会社

 

社内のコミュニケーションツールとして

 

ミズノでは、社内のコミュニケーションに電話やメールが利用されていました。しかし、営業職は不在も多く、情報共有もままならないなど、不便なことが多かったのです。

 

スマートフォンの普及に伴い、LINEが世間に浸透していく中、LINEを業務で使いたいという社内の声はあったものの、セキュリティの観点から二の足を踏んでいました。

 

そんな中、ビジネス向けのLINEWORKSというサービスが展開されました。ミズノでは検討を何度も重ね、最終的に導入に踏み切りました。結果、今ではLINE WORKがないと仕事にならないほど浸透しています。

 

LINEWORKSは、社内のコミュニケーションツールとしてだけでなく、営業に対しても力を発揮しました。外出が多い営業職の人でも、綿密な打ち合わせや情報の詳細なやり取りがすぐに可能となり、これまでの問題を解決することができました。

 

トップアスリートとのコミュニケーションツールとして

 

トップアスリートとのコミュニケーションは、ミズノのシューズやウエア作りには必要不可欠です。選手とLINEを通じてコミュニケーションを図れるので、社外にいてもリアルタイムに連絡が取れるようになりました。

 

画像や動画を使うことで、選手のシューズの履き心地や足入れの状態などの情報を技術者にすぐに伝えることが可能になりました。また、ラインスタンプを使うことで、より選手と身近になり要望や要求が伝えやすい環境づくりにも役立ちました。

 

LINEWORKS導入事例③千葉大学病院

 

医師の集合要請に

 

一度にたくさんの患者さんが訪れたり、重症な患者さんが搬送されてきたりするときに人手が足りなくなることがあります。

 

そういう時には、より多くの医師や看護師などのスタッフを呼び出すことが必要なのですが、電話では時間がかかり、メールでは気が付かないなど、連絡手段に対しての問題が山積みでした。

 

そこでLINEWORKSを導入することに決めたそうです。LINEWORKSを導入すると、チャットボットを利用した呼び出しから、呼び出し後の情報共有もトークで行うことができます。

 

呼び出しも、メールと違い気がつかないということが少なく、チャットを使って質問したりアドバイスを求めたりと利便性も向上しました。

 

また、潜在的にLINEの利用者が多かったため、使い慣れており特に利用に問題は発生しなかったのです。

 

また緊急で駆けつける際に、患者さんの情報について移動時間内で共有できるため、病院に到着した時点ですぐに治療に取り掛かれるというメリットも得られました。

 

CT画像やレントゲン画像の共有化を検討中

 

今後の発展として、CT画像やレントゲン撮影の写真を共有することを検討しています。医療の分野では、まだまだITツールをうまく活用できていないので、さらなる医療の発展に寄与する目的もあるそうです。
引用元:https://line.worksmobile.com/jp/home/cases/case25
 

まとめ

 

従来型のコミュニケーションツールの限界や問題点に対し悩みを持ち、それに対する解決策としてLINEWORKSの導入を決めた企業。実例を見てみると、いずれもLINEWORKSが生産性や業務改善に寄与していることから、LINEWORKSはとても便利なツールであることが分かります。

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