Slack導入企業の感想をまとめました
Slack
Slackを自社に導入検討する際に、他社の導入事例と導入企業の率直な感想を確認しておきたい、とお考えではないでしょうか。本記事では、社内のコミュニケーションツールとしてSlackを実際に導入している企業の導入状況と、それぞれの企業が抱いているSlackへの感想についてまとめました。
導入企業:DMMの場合
DMMは、Slack Enterprise Gridを日本国内で初めて導入した企業です。もともと多くの開発案件があり、チームごとに独自でSlackを導入していたDMMですが、Slackをバラバラのチームで使っていることで弊害が起こっていました。
「同じSlackを使っているのに、チームが違うとSlackを使ったコミュニケーションができない(チーム間でチャンネルの共有ができない)」「かといってひとつのチームにまとめてしまうと、チームごとに設定するべきセキュリティレベルが設定できず、きめ細かなセキュリティ制御ができない」という問題です。
これらの問題を解決するためにSlack Enterprise Gridを導入した結果、特にそれまでSlackを使い続けていた開発部門からは歓迎の声が上がりました。一方、開発部門以外ではSlackを一度も使っていないという社員もいるなど、部門間で温度差が発生しました。
DMMでは、Slackになじみのない初心者向けの説明会に力を入れ、絵文字などを使って「Slackは楽しい」という雰囲気を出すように工夫しています。ただ、Slackのインテグレーションを多くの社員が楽しんで使えるようになるにはまだ時間がかかりそうで、Slackの全社導入後に問題になりそうな部分として参考になる感想も見られました。
導入企業:日本経済新聞社の場合
日本経済新聞社では、もともと開発部門のために開発ツールのひとつとしてSlackを導入しました。それが、しばらくすると少しずつ開発部門周辺の部門にも広がっていき、企画、プロモーション、マーケティングといった仕事をしているメンバーも利用するようになったのだそうです。
現在の日本経済新聞社内では、Slackは開発ツールとしてだけではなく、チームの垣根を超えた横のつながりを促進するツールとしても地位を確立しています。デジタル事業部BtoCユニットサービス開発グループ部次長の鈴木陽介さんは「コミュニケーションの速度が上がって情報共有が促進された」という感想を持ち、Slack導入に肯定的です。
導入企業:ぐるなびの場合
Slackの導入前、ぐるなび社内は多くのコミュニケーションツールが使用されていました。コミュニケーションツールの統一するためSlack導入に踏み切ったそうです。
Slackを導入した理由は「UIの親しみやすさ」「他ツールとの連携しやすさ」の2点でした。導入プランはプラスプランだそうです。
導入後は、カスタマイズできる部分や権限などを見直しつつ、順調に稼働しています。ただ1点「こうしておけば良かった」と思うことがあるとのことです。
トライアルでは管理者権限を与えていたのが、本格稼働で適切な権限を付与して運用を始めたところ「トライアルではあれができたのに本格稼働後はできなくなった」という問い合わせが多く寄せられたそうです。「トライアル時から一般権限でのテストもしておけば良かった」とのことなので、これからテスト運用を考えている方は参考にしてください。
導入企業:freeeの場合
クラウド会計ソフトを開発しているfreeeでは、750以上のチャンネル数、利用者数300人という規模でSlackを利用しています。Slackはチーム内でのコミュニケーションツールとして役立っています。社内の各部門で横のつながりもできているそうです。
コミュニケーション円滑化の役割を担っているのがユニークな絵文字やbot。仕事の合間に感じるユーモアで、部門の垣根を超えたコミュニケーションが可能となっています。ただ、そういうコミュニケーションに乗り切れない層も一定人数いて、そういう社員へ配慮した運用をどうするかが課題とのことです。
導入企業:トレタの場合
飲食店向けの台帳管理アプリを出しているトレタでは、全社員約60名および取引先など外部の関係者約60名でSlackを利用しています。社内ではチャットワークを使っていて、Slackへの移行には反対する人も多かったのですが、CTO自らがチャットワークを退室してSlackに移行したことで、開発部門を中心としてSlackへの移行が進みました。
最初は反対していた人たちも、今ではSlackに慣れているのだそうで、社内交流用のチャンネルもでき、順調にSlackがコミュニケーションツールとして浸透しています。CTO曰く、Slackの魅力は「インターフェースのシンプルさ」だそうです。
まとめ
Slackを社内導入してコミュニケーションツールとして積極的に利用している企業5社の導入状況とSlack導入についての感想をご紹介しました。
どの企業も導入のきっかけは開発部門で、開発以外の部門では反対されることもある様子が見え隠れします。Slackに慣れていない層へのフォローをしていくことが、Slackの全社導入を成功させるカギと言えるのかもしれません。各企業の導入方法や問題の対応など、参考になる部分はぜひ参考にしてください。
Slack連携でオフィスDXを進めましょう!
・リモートワーク環境が整わず、出社しなければいけない従業員がいる
・社内をフリーアドレスにしたいけど移行できずにいる
・来客対応がアナログなまま効率化できてない
・経団連が発表した「来訪者履歴」が自動で取れていない
・Slackをベースに効率化をしていきたい
などの課題があれば、RECEPTIONISTで即解決しましょう!