Google Chatで共有できるサービスとは

2018年2月、従来のハングアウトが改訂され、新たにGoogle Chatの提供がスタートしました。G Suiteユーザー向けのサービスで、ビジネスシーンでの効率アップが期待されています。
 

今回は、Google Chatで共有できるサービスや、従来のハングアウトからの変更で気になるポイントを中心に解説していきます。

 

Google Chatはチャット機能だけじゃない!

 

Google Chatといえば、チャット機能が中心だと考えている人も少なくありません。
もちろん従来にはなかったチャット機能は注目すべきポイントですが、その他にもこれまで不便に感じていた部分を補う便利機能が揃っています。
ここで、Google Chatについて簡単にご紹介します。

 
 

 

ハングアウトの次期バージョン「Google Chat」とは

 

これまでのハングアウトがビデオ会議機能を持つHangouts Meet(ハングアウトミート)と、メッセージ・チャット機能などを持つGoogle Chatに分割され、リリースされました。
ビジネス向けチャットサービスでよく知られる「Slack」の競合サービスともいわれ、G Suiteユーザーのすべてが利用可能です。
チャット機能では1対1でのやり取りはもちろん、プロジェクトごとにチャットチームを作ることも可能です。
これまではグループメッセージしか使用できませんでしたが、複数のチャットルームを使ってチーム間でのやり取りができるようになったので、利便性は格段にアップしています。

 
 

 

チャット機能以外にも注目

 

チャット機能以外にも注目すべき機能があります。例えばbot機能の搭載です。初期状態で25のbotが搭載されており、専用botの開発もできるようになっています。
またフィルタ機能を使えば、チャットルームはもちろん、テキスト検索など高度な検索が可能となります。
Windows・Mac・iOS・Android対応のアプリが無償提供されているのも便利な点の1つです。

 

Google Chatで共有できるサービス一例

 

Google ChatはG Suiteと統合されているので、その他のG Suiteのあらゆるサービスとシームレスに連携できるようになっているのは大きな魅力です。
ここで、共有できるサービスの例として、3つに絞って解説します。

 

Google Drive

 

ドライブ内にドキュメントやスプレッドシート・スライドなど、多くのコンテンツを保存している人も多いでしょう。
Google Chatではドライブ内のコンテンツもスムーズに共有できるようになっているので、チームで利用するのにも便利です。
1か所でまとめてチーム全体で共有し、話し合いをしながらプロジェクトを進めていくこともできます。
ハングアウトでは、ファイルの送付やG Suiteとの連携ができませんでした。Google Chatへの変更によって、これまで以上の作業効率化が図れるでしょう。

 

 

 

Hangouts Meet(ハングアウトミート)

 

従来のハングアウトが分割されたことで新たにできた、Hangouts Meetとも連携が可能です。
これにより、過去にチームで話し合った内容やファイルなどが検索すれば簡単に確認できるようになりました。
Hangouts Meetは企業向けのビデオ会議機能に特化したサービスですが、Googleカレンダーからアクセスすることもできます。利用するのにアプリやアカウントなどは不要です。
Google Chatの併用ももちろん可能なので、ぜひ共有・活用したいサービスです。

 

 

 

Googleカレンダー

 

Googleカレンダーは、競合サービスでもあるSlackとの連携も可能ですが、Google Chatでももちろん連携ができるようになっています。
Googleカレンダーはスケジュール管理面ではシンプルな構造になっていますが、ビジネスシーンで活用している人は少なくありません。
チャットツールから出てわざわざ調べる手間がなくなるので、スケジュールの確認漏れリスクが減り、作業効率化への寄与が期待できます。

 

 

Google Chatへの変更で気になること

従来のハングアウトからGoogle Chatに変更することによって大きく変わることがあるのであれば、変えたくないという人も少なくありません。
ましてや不便になってしまうのであれば、このままでもいいだろうと考える人もいることでしょう。
ここでは、新たにGoogle Chatへ変更する際によく聞かれるポイント2つについて見ていきましょう。

 

 

 

これまでのハングアウトのメッセージはどうなるの?

 

新たに変更することで、従来使用してきたハングアウトがどうなってしまうのか気になる人も多いのではないでしょうか。
Google Chatへ変更した場合、ハングアウトのメッセージは、自動的に取り込まれます。ファイル添付も可能なので、社内メール同様に使用できるのもメリットのひとつです。
また、メッセージについては24時間以内に消去されるモードに切り替えることも可能です。セキュリティ面でも安心して利用できるのではないでしょうか。

 

 

 

 

G Suiteユーザーなら新しい手続きや費用は不要

 

例えば、Gmailやドキュメントなどを活用しながら別のチャットツールを使用しているのであれば、それだけ経費がかさんでしまうことになります。
これまでG Suiteを利用していた場合、Google Chatの導入によって特に費用がかからないのも大きな魅力です。
また、Google Chatへ変更する際に特殊な手続きは不要です。すぐ導入できる点も嬉しいポイントでしょう。

 

 

 

まとめ

今回は、Google Chatで共有できるサービスを中心に解説しました。G Suiteではこの他にもさまざまなサービスを提供しています。

 

G Suiteを多用している企業にとって、将来的に機能・サポート追加が想定されるGoogle Chatは、今後もますます利便性が高まると期待できます。

早めにGoogle Chatへの移行を検討したほうが得策でしょう。

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