LINE WORKSとチャットワークを徹底比較!無料版をビジネスで使うならどっち?
LINEWORKS
無料で使えるビジネスチャットを探したとき、LINE WORKS(ラインワークス)とChatwork(チャットワーク)の2つが最終候補として残る事は少なくないのではないでしょうか?
(2018年11月26日にLINE WORKSは無料プランを始めました。)
どちらも魅力的なビジネスチャットですが、「無料で使えてビジネスで利用する」という条件の場合、より適しているのはどちらなのか、それぞれどんな特徴があるのか気になりますよね。
そこで今回は、この条件に合うビジネスチャットはどちらなのか、色々な面から比較してみました。
LINE WORKSとChatworkについて
LINE WORKS(ラインワークス)とは?
LINE WORKS(ラインワークス)は、2016年にサービス開始したLINEをビジネスに特化させたビジネスチャットです。
LINEとの大きな違いは、「充実した既読機能」「セキュリティ面の充実」。
LINEの特徴は相手がコメントを見たかどうか確認できる既読機能ですが、「グループの誰が既読していて、だれが既読していないのか」を一覧で確認することができます。
また、セキュリティ面では通信時のデータが暗号化(https)されるほか、スマホの盗難・紛失時には遠隔でアクセスを切断することができます。
もちろんビジネスチャットの必須機能であるチャットや音声通話・ビデオ通話機能があることに加え、ビジネスシーンで便利なカレンダー・ファイル共有機能なども使えるのが特徴ですね。
LINEの使いやすさやスタンプ機能などの楽しさはそのままで、LINE WORKSは、唯一LINEと直接繋がれるビジネスチャットですので、顧客側がLINE WORKSに登録していなくても、普段のLINEでコミュニケーションができます。
Chatwork(チャットワーク)とは?
Chatwork(チャットワーク) は、2011年に開始した国内を中心に利用されているビジネスビジネスチャットです。
Chatworkの掲げる目標は「使いやすく、わかりやすいUI」であり、初めての利用でも感覚で使えるデザインになっています。そして、画面からすぐにタスクを確認できる「タスク管理機能」もChatworkの特徴です。
プロジェクトチームでタスク管理機能を使うと、プロジェクトに参加しているメンバーの作業内容が全員把握できますので、全体の進捗状況をメッセージを送って確認せずとも把握できます。
また、Chatworkと他のビジネスチャットとの大きな違いは、社外の人とも簡単に繋がれるという点です。
ビジネスチャットは、基本的に社内向けのツールとして作られているため、社外の人と繋がるためには、面倒な工程が必要ですが、Chatworkはアカウントを持っていれば簡単に繋がることができます。つまり、さまざまな企業とコミュニケーションを取ることができます。
未読の表示はありますが、既読機能がないので返信したいときに返信でき、既読機能がストレスになるという方にはおすすめですね。
無料プランで使える機能を比較する
LINE WORKSとChatworkの無料プランでは、どの機能が使えて、どの機能が使えないのかが気になりますよね。これから各ビジネスチャットの機能を比較していきますので、検討の材料にしてみてください。
無料プランの比較表
LINE WORKS | Chatwork | |
チャット | ◯ | ◯ |
LINEユーザーとの会話 | ◯ | × |
既読確認 | ◯ 個人単位で確認可能 |
× |
表示・検索制限 | なし | なし |
グループ/チャンネル数 | 無制限 | 累積14個まで |
利用者数制限 | 100名 | なし |
共有ストレージ | 5GB | 5GB |
チャットBotなどのAPI | Bot10個まで | ◯ |
無料音声・ビデオ通話 | 1:1のみ | 1:1のみ |
チャット内ノート | ◯ | × |
掲示板 | ◯ | × |
カレンダー | ◯ | × |
アンケート | ◯ | × |
共有フォルダ | ◯ | ◯ |
タスク管理 | × | ◯ |
管理者機能 | ◯ | × |
国際認証取得 | ISO 27001,27017,27018soc2,3 | ISO 27001,27017,27018 |
SLA保証 | × | × |
使える機能から比較するとLINE WORKSはチャット以外にもカレンダーや掲示板機能、グループトーク(チャンネル)数無制限などの機能が充実。Chatwork はチャット機能のほかにメンバー間のタスク管理などの利用が可能といった特徴がありますね。
ユーザー属性を比較する
LINE WORKSのユーザー属性とは?
LINE WORKSは、オフィス内でのデスクワークが多い企業よりも、オフィス外での業務の多い店舗・フィールドワーク・営業の方が多い企業に導入されています。
その理由は、スマホアプリで簡単にコミュニケーションが取れるためです。PCを開く必要もなく、日頃から使っているLINEと同じ操作方法なので、すぐに返信できますし、導入時の教育コストもかかりません。
さらに、LINE WORKSなら、LINEと繋がることもできるので、LINEしか持っていないお客様とも連絡が取れます。
また、アパレル業界や飲食業界に多いパートタイムやアルバイトとして働いている人は、短期間しか働いてなかったり、出勤日数が少ないことが多いですよね。
出勤日数が少ない人に対して、ビジネスチャットを導入するのは費用がかかり、導入・教育するのも手間です。そのような場合でもLINE WORKSであればLINEを使って繋がることができます。
オフィス外での業務の多い店舗・フィールドワーク・営業の方が多い企業に使われているのが、LINE WORKSですね。
Chatworkのユーザー属性とは?
Chatworkは、アカウントを持っていれば社内だけでなく、他企業とのコミュニケーションも取りやすいビジネスチャットです。
タスク機能も標準実装されていますので、プロジェクト進行に使いやすいため、オフィスワークや社内プロジェクト、そして会社をまたいだプロジェクトが多い企業によく使われている導入されています。
また、ChatworkはITに詳しくない人でも使いやすいデザインになっているので、非IT業界でも導入されていますね。そのなかでも弁護士や税理士、社労士事務所などの士業や介護業界、建築・建設業界への導入に力を入れています。
弁護士や税理士などの士業の場合、これまではお客様とのやりとりがメールや電話となっていましたが、メールで招待状を送ればすぐに導入できるChatworkをお客様にも導入してもらうことで、チャットでのスピーディーな連絡により、相談対応時間が早くなっているとのことです。
広告代理店のように、二社間に挟まれながら働く人たちは、Chatworkでプロジェクト毎にグループを作り、タスク管理をしながらプロジェクトを進められます。
オフィス内で働く社員が多い企業で使われているのがChatworkですね。
ビジネスチャット国内シェアNo. 1はどっち?
参照元URL:https://line.worksmobile.com/jp/home/pr/20181126
ズバリ、有料ビジネスチャットの中で、日本で一番利用されているのは、「LINE WORKS(ラインワークス)」になります。
無料プランの国内シェアNo. 1はまだ明確ではありませんが、有料版ではLINE WORKSが国内シェアNo. 1(※)となりました。
東京海上日動火災保険や東急百貨店などの大企業から中小企業など幅広い規模の企業がLINE WORKSを導入しているため、安心して導入することができます。
上記のような、セキュリティに対して問題意識を高く持っている企業をはじめとする様々な企業が導入しているため、セキュリティ面でも安心できますね。
※2017年度実績。出典:富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2018年版」
やはり、普段から使いなれているLINEのビジネス版であるLINE WORKSは、教育コストもほとんどかからない上に、親しみのあるインターフェイスですので、国内シェアNo. 1になるのも頷けますね。
親和性、セキュリティ面、コストを考慮すると、LINE WORKSを選べば間違いないのではないでしょうか。それでは最後にLINE WORKSが国内シェアNo. 1になった4つの理由について触れていきましょう。
「国内シェアNo. 1」になった4つの理由
LINE WORKSが国内シェアNo. 1になり、導入するならLINE WORKSだとお勧めしたい理由について説明していきます。
1、スマホで使いやすい
LINE WORKSはスマホに最適化されています。パソコンでしか使えない機能、パソコンがないと使いにくい機能といったものがないため、場所・時間を問わずすべてのことがスマホで実現できます。パソコンは利用せず、スマホだけのユーザーにも利用されているのが、LINE WORKSの特徴です。
インターフェイスもLINEとほとんど変わらないため、普段からLINEを使っている人であれば、初めてLINE WORKSを使う人でも十分使いこなすことができますね。
2、チャット以外の機能が充実
LINE WORKSには、ほかのビジネスチャットが外部ツールと連携しなければ使えないような機能も基本機能として搭載されています。
例えば、カレンダー機能。
カレンダー機能は、プロジェクト単位でカレンダーを作ることができます。プロジェクトメンバーに共有したい予定は共有カレンダーに記入し、プロジェクト管理も行うことができます。
また、自分だけの予定はプライベートカレンダーを作成すれば、他のメンバーから見られずにプライベートのスケジュール管理もできます。
LINE WORKSのカレンダー機能は、メンバーの空き時間を自動で割り出して日程調整ができることに加え、会議室の予約も同時にできてしまう優れものです。
それ以外にも、グループで資料を共有できるフォルダ機能、掲示板やアンケート機能など、ほかのビジネスチャットには搭載されていない便利な機能が盛りだくさんです。
3、誰でも使えるから導入ハードルが低い
何よりも、馴染みのあるLINEと同じ使い方なので、誰でも簡単に操作できることが魅力的ですね。他のビジネスチャットの場合、使い方の説明・実習に教育コストがかかってしまいますが、普段から使っているLINEと同じ操作性であるLINE WORKSでは、そのコストは極限まで下がります。
取引先や協力会社など社外の人に新しいツールを勧めるのはハードルが高いですが、LINE WORKSであれば「仕事用のLINE」として勧めやすいです。
また、日本でスマホを使っているほとんどの方がLINEを使用しているため、LINE連携機能を使って、顧客などLINE WORKSを導入できない人とも繋がれるのが、営業や販売職の方にとっては大きな魅力ですね。
これまでは有料プランだけだったため、コスト面でのハードルがありましたが、2018年11月26日から無料プランを開始されましたので、ランニングコストがかかるというハードルも無くなりました。
4、仕事を効率化できる
LINE WORKSを導入することにより、情報共有・意見交換がメールの時と比較すると飛躍的に効率化されます。チームで仕事を進めるために必要なコミュニケーション(チャット)、会議や予定の共有(カレンダー)、資料の共有(フォルダ)、情報の周知(掲示板)、意見の集約(アンケート)といったことが、スマホとアプリひとつですべて実現できますので、効率化されるのは当然ですね。
この効率化により、導入企業の1つである印刷会社では、残業が30~40時間削除されたそうですね。また、効果は残業時間の短縮だけではありません。
導入企業のリフォーム会社では受注数が25%増加したなどの売上につながったケースもあるそうです。仕事が効率化されると、事業全体が伸びることがLINE WORKSの導入事例で明らかになってきていますね。
最後に
いかがでしたでしょうか?
ビジネスチャットはコミュニケーションを効率化させることにより、仕事もプライベートも充実させてくれる現代の素晴らしいツール。今、検討されているのであれば早めの導入がおすすめですね。
LINE WORKSは、スマホで使いやすく、チャット以外の機能も 充実し、誰でも使えるので導入ハードルがとても低いため、これからビジネスチャットを導入しようとしているのであれば一度無料プランで使ってみてください。
LINEWORKS連携でオフィスDXを進めましょう!
・リモートワーク環境が整わず、出社しなければいけない従業員がいる
・社内をフリーアドレスにしたいけど移行できずにいる
・来客対応がアナログなまま効率化できてない
・経団連が発表した「来訪者履歴」が自動で取れていない
・LINEWORKSをベースに効率化をしていきたい
などの課題があれば、RECEPTIONISTで即解決しましょう!