ZoomとWebex徹底比較!WEB会議など機能面から適したスタイルを紹介
Zoom
ZoomとWebexは、どちらも世界的に使われているWebミーティングツールです。
そして、どちらも有名であるがゆえに「結局、どちらを使えばいいのか分からない」という方(企業)も多くいらっしゃいます。
そこで今回は、ZoomとWebex、それぞれの機能の違いについて比較・解説します。
▼目次
【比較表】ZoomとWebexWebexの機能や特徴まとめ
Zoom | Webex | |
---|---|---|
会議の長さ | 最大30時間
※無料プランの場合は40分まで |
最大24時間
※無料プランの場合は50分まで |
録画・録音 | ◯
※無料プランではローカル保存のみ |
◯
※無料プランではローカル保存のみ |
参加人数 | 最大100人 | 最大200人
Enterpriseプランでカスタマイズ可 |
外部ユーザーの招待 | ◯ | ◯ |
利用環境 | デスクトップ
Webブラウザ モバイル |
デスクトップ
Webブラウザ モバイル |
バーチャル背景 | ◯ | ◯ |
画面共有 | ◯ | ◯ |
遠隔操作 | ◯ | ◯ |
外部ツール連携 | ◯ | ◯ |
ウェビナーの各機能 | ◯
※有料プランのみ |
◯
※有料プランでオプション追加時のみ |
契約プラン・料金 | 基本(個人・お試し向け):0円/1ライセンス/月
プロ(小規模チーム向け):2,000円/1ライセンス/月 ビジネス(中小企業向け):2,700円/1ライセンス/月 企業(大企業向け):2,700円/1ライセンス/月 |
無料:0円
プロ :1,600円 /ID ビジネス:2,000円 /ID エンタープライズ:要見積り |
比較表を見ていただければ一目瞭然なように、ZoomとWebexには大きな差はないと言えます。
WebexはZoomよりも歴史が長く、世界的に使われているツールです。一方、日本人に、馴染みがあるのはZoomであると言えるでしょう。
どちらのツールを使うかは、使用者の仕事スタイルや業務内容によって変わってきます。
WebexとZoomのどちらを選択するべきか迷ったら、まずは無料版で試してみましょう。
Zoomは1対1利用からWeb会議・ウェビナーまで利用できる
ZoomではWebexと比べて以下の3点で優れていると言えます。
- ウェビナーを気軽に開催できる
- 日本人の利用者が多い
それぞれ確認していきましょう。
ウェビナーを気軽に開催できる
有料プランを契約していれば追加で費用を支払わずにウェビナーの開催が可能です。
Webexの場合、有料プラン・追加アドオンの購入が必要です。
- 出席者の管理やウェビナー後に自動アンケートでフィードバックを回収出来る機能
- 参加者の挙手機能・投票機能
もあり、必要十分な機能を備えています。
日本人利用者が多い
日本ではZoomの知名度が高く、多くのユーザーが利用しています。
そのため、Zoomのアカウントを持っていないお客様に対しても「耳馴染み」がありスムーズに導入することが可能な点が大きな強みといえそうです。
Webexは多言語対応で大規模Web会議に対応している
Webexでできることは、多言語対応や共有スペースの利用がメインと言えます。
また、Zoomと比べて大人数(1,000人規模)での会議も可能となっています。
多数の言語に対応
Webexの強みはやはり「多言語対応」といってよいでしょう。
日本語、英語だけでなく、フランス語、イタリア語、韓国語、中国語など多数の言語に対応しているため、グローバルな対応が可能です。
外国語での対応が必要な企業担当者にとっては強い味方となります。
チーム内の共有スペースを作成することができる
メッセージの送信、ビデオ会議、ファイル共有を共有スペース内で実施可能です。
そのため特定のメンバーで作業を長期的に進める場合は便利です。
大人数の会議が可能
Webexでは、有料プランであれば、1000人を超える会議も可能となっています。
Zoomは大企業向けプランでも500人での会議が最大数ですが、WebexのEnterpriseプランであれば、最大参加人数をカスタマイズ可能です。
Zoom VS Webex|各ツールに適した職種・スタイルは?
WebexとZoomを両方使っているケースは割合としては多くなく、どちらか一方だけを使っているケースの方が一般的でしょう。
Webexはセキュリティ面が優れていて、Zoomより歴史が長いため、利用者も多く、お客様が利用しやすいツールと言えます。
ただし、Zoomは日本での普及率はWeb会議システムの中ではトップクラスなので、すでに利用している人が多いです。
そのため、一長一短と言えるでしょう。
Zoomがおすすめの職種・利用者
まずはZoomがおすすめの職種や利用者についてみてみましょう。3つの例をあげてみました。
日本人が慣れ親しんだツールを使いたい
日本人にとっては、Zoomの方が聞き馴染みがあり、仕事用のツールとしてはもちろん、オンライン飲み会等でも利用したことがある人も多いでしょう。
世界的に見れば、Webexも利用者が多いものの…日本ではZoomの方が馴染みがあると言えるでしょう。
MM総研の「コラボレーションツールの利用状況調査」によると、日本国内のZoom利用率は60%を超えるというデータもあります。
出典:「コラボレーションツール利用状況調査」(2021年9月時点)
バーチャル背景を利用したい
Webexでは要件を満たさない場合、バーチャル背景を利用することができません。
Zoomでもバーチャル背景利用要件がありますが、その分Linux(OS)もサポートしており、Webexよりも広い条件で利用できます。
こちらの記事ではZoomのバーチャル背景のあれこれについて紹介しています。
Webexがおすすめの職種・利用者
Webexの利用がおすすめの利用者とはどのような方でしょうか。ここでは3つの項目をあげてみました。
セキュリティ面を強化したい
Webexでは、PKI(公開鍵暗号方式)やSSO(統合認証基盤・シングルサインオン)が採用されています。
会議参加者を自社ドメインやメールアドレスを持つ人に限定することも可能です。
また、通信経路の映像や音声、データは全て暗号化されており、データセンター内でも暗号化することで、端から端まで全て暗号化することもできるのです。
さらに、Cisco社内にはセキュリティと信頼に関する独立した組織があり、万が一セキュリティ面で何らかの脆弱性が発覚した際はしっかり情報開示を行っている点も安心感があります。
Zoomは一時期セキュリティの脆弱性が指摘されたこともあり、それと比較してもWebexのセキュリティ体制は安心できます。
英語からのリアルタイム翻訳を利用したい
Webexでは、英語からのリアルタイム翻訳が利用できます。
主催者や会話をする人が英語を話す人であれば、100以上の言語にリアルタイムでの翻訳が可能です。
無料で投票機能を利用したい
Zoomではアンケート機能は有料版(プロ以上)のみの機能ですが、Webexでは無料版でも利用できます。
Zoom VS Webex|通信量・画質・音質は?
Web会議などを開催する場合、気になるのが通信量・画質・音質です。
各ポイントをZoomとWebexで比較するとどちらが優れているか検証しました。ひとつずつ解説していきます。
Zoom | Webex | |
---|---|---|
通信量 | ◎
※ビデオ通話の場合、通信量が少ない |
◎
※音声通話の場合、通信量が少ない |
画質 | △
※HDビデオは利用制限あり |
◎
※高画質モードがあり |
音質 | ◯
※ノイズ除去あり |
◎
※3パターンの音声設定あり |
ZoomとWebexを通信量で比較
ZoomとWebex、それぞれビデオ会議の品質という点での違いについて紹介します。
通信量については、ビデオ通話の場合、Zoomの方が通信量が少なく、音声通話の場合はWebexの方が少ないという特徴があります。
そのため、通信量を節約したい場合は、どちらの通話形式が多いかでどちらを使用するかを決定すると良いでしょう。
ZoomとWebexを画質で比較
高画質で会議したい場合は、Webexに軍配が上がります。
Zoomでは、HDでの利用は可能とされているもののアカウントのプランや利用条件によって制限があります。そのため、ユーザーすべてがHDを利用できるわけではありません。
しかしながら、Webexには高画質モードがあり、HD画質での通話が可能です。
ZoomとWebexを音質で比較
音質については好みによると言えますが、音声設定の機能の多さで比較するならWebexに軍配が上がります。
どちらも音質を設定する項目が存在するのです。
Webexにはこのような3つのスマート音声の機能があります。
- ノイズ除去:キーボードの打鍵音などの周囲の雑音を除去
- 自分の声に最適化:周囲に人がいる場合、他の人の声が入り込みにくいように最適化
- ミュージックモード:音楽レッスン等に。マイクに入力された元の音声を保持
一方Zoomでは、ノイズ除去機能があり、標準でノイズ除去を行ってくれます。
ノイズ除去により、聞きづらい場合もあるため、必要に応じてノイズ除去を無効にすることも可能です。
【総合判定】ZoomもWebexも一長一短!結局、商談を効率化するには?
総括すると、ZoomもWebexも細かい部分には一長一短あり、どちらにもメリットとデメリットがあります。
どちらを選べばいいのか迷った時は、より本質的に「どちらが商談を効率化できるか」を考えてみましょう。
また商談を効率化するためには、どちらのツールでも共通して効率的な日程調整が重要です。
調整アポなら、Webex、Zoomどちらの商談でも効率的な日程調整が可能です。
直感的なUIでスケジュールの調整ができ、さらにグループウェア等への通知連携機能もあることから、より効率的な商談進行ができるでしょう。
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